めんどくさい職場の人間関係のストレスから解放されるための3つの方法


仕事を辞める理由として、もっとも代表的なものが人間関係の悩みです。仕事そのものではなく、職場の仲間との関係性に問題がありイヤになって辞めてしまうなんて、もったいないことですよね。

そこで今回は、人間関係のストレスを抱えないための対処について考えていきたいと思います。

仕事でストレスを感じる理由の第1位は人間関係

ストレスのない仕事はない、といっても過言ではありません。中でも、多くの人が抱えているのが人間関係の悩みです。

職場で感じるストレスの約6割が人間関係によるもの

相談窓口サービスを提供する日本法規情報株式会社が行った「職場でのストレスについての実態調査」では、職場でストレスを感じるかという質問に対し、「はい」と答えた人が84%います。

さらに、そのストレスの要因については「人間関係」と答えた人が57%と、6割もいました。以下、仕事の量が多い:15%、給料が妥当でない:13%、仕事内容面白くない:7%、職場の衛生環境:1%という結果をみると、ダントツで人間関係のストレスを抱えている人が多いことがわかります。

みんながやってる噂話・陰口がストレスの元

同じ調査の中で、「人間関係でストレスを感じるものはどういうことか」についても質問をしています。1位は「噂話・陰口」で33%。続いて、コミュニケーションのミスマッチ:26%、仲間意識の低さ:13%、人前での注意:10%、飲み会の強制:3%となっています。

結果を見ると、人前で怒鳴り散らしたり、なじるような発言をしたりする上司、先輩に耐え忍ぶ姿が目に浮かびます。さらに、会社の飲み会を強制され渋々楽しくもない飲み会に参加するという光景も、想像にたやすいですよね。

ちなみに、噂話や陰口に翻弄されるのは、学生時代から変わらないようです。噂話や陰口は「気にしないのが一番」だというのは、きっと多くの人がわかっていることだとは思います。しかし、それでも気になってしまうもの。誰かが不快になるような陰口を叩くのも、レベルの低い話ではありますが、大人になってもそれがわからない人も多いのです。

ケース別・めんどくさい職場の人間関係の対処法

ここではケース別に、「めんどくさい職場の人間関係」対処法を考えていきましょう。細かい事情や人の性格などは違えど、たとえば次のようないくつかのパターンに分けられると思います。

嫌いな同僚がいる

人間ですから、性格的に合わないというのはあると思います。なので、無理に仲良くなろうとはせずに、仕事と割り切ってコミュニケーションを取ることが大事です。

私も、苦手な人とはできるだけ距離を置いていました。話す必要のないときは話さない、かかわらない。下手にかかわると自分がストレスを感じるだけですからね。相手がむやみやたらに話しかけてきても、サラっと受け流す。「そうだよね」「わかるよ」と適当に笑顔で相槌を打って、「じゃあ今から打ち合わせだから~」とその場を立ち去ればOKです。

笑顔でいれば感じ悪くなりませんし、周りに悟られにくいのでオススメです。周りに悟られるといろいろと面倒なので、そこだけは気をつけましょう。

では、他の人から嫌われていて、かつ自分も苦手だと感じている人はどうしたらいいのでしょうか。嫌われる理由は大いに賛同できたとしても、私自身は、あまり深く考えることなく、あっさりとしたコミュニケーションで乗り切っていました。

周りの人が嫌っているからと言って、自分までないがしろに扱うってしまうのは、リスクがあります。上司にバレて叱られたり、冷たくしている態度を見られて周囲からの評判が落ちたりすることも。必要以上に接しなくていいので、とにかく「無」の状態になって、笑顔だけキープ。ちょっと難しいかもしれませんが、一度やってみると、あとは慣れていきます。

無能な上司がいる

こちらの手を煩わせるためにやっているのかな?と思ってしまうような行動ばかりする人、自分の意見を押し付けて失敗したら部下に擦り付ける人、いじわるな人、性格は悪くないけれどとにかく仕事が遅くて何もできない人。どんな人にも通用する対処法が、とりあえず「言われたことに従っておく」ということ。

ただし、やりとりはかならず記録に残しておきましょう。たとえばメールなら、CCに部署全体のメーリングリストを入れた形で、指示を受けるのがベストです。

また、あえてみんなの前で指示を受けてみるのも、いい方法です。指示を受けた段階で、「その方法だと収益が〇%落ちる可能性がありますが、よろしいですか?」「その方法だとリソース面での負担が大きく、キャンペーン開始時期が遅れる可能性がありますが」などと、懸念に思っていることは事前に上司に言っておきましょう。すると、後からうまくいかなくて、上司があなたに責任を擦り付けようとしたときにも、周りの人には理解してもらえます。

指示を受けて懸念点を伝えたときには上司から「そんなことはどうでもいい」とか「そんなわけないだろう」など、丸め込まれてしまうかもしれません。ですが、それはそれでいいのです。懸念していることを事前に伝えてもなお、上司がそれをやれと言えば「承知しました」とその指示を飲み込んでしまえばいいのです。周りの人がわかっていれば、フォローしてくれるときもありますし、フォローしてくれなかったとしても、あなたの苦労を周りの人が理解してくれるはずです。

人の噂話ばかりする女性グループがつらい

他人の陰口を言っていないと生きていけないの?と思ってしまうような人たちもいますよね。これも、シカトしてしまって構いません。あなたは巻き込まれないようにだけ注意してください。巻き込まれてしまうと、彼女らに何かあったときに、あなたまで泥をかぶらなくてはならなくなってしまいます。

言いたいだけ言わせて放っておけばいいのですが、「〇〇さんはどう思う?」などと巻き込まれそうになったときの対処法だけ覚えておきましょう。一番いいのは、悪口・陰口を言い出した瞬間に、その場を立ち去ることです。席の周りでやられるとちょっとツライですが、近くにいると「〇〇さんはどう思う?」と巻き込まれる確率が跳ね上がります。これだけは絶対に気を付けてください。少し急な感じはしますが、隣で悪口大会が始まってしまったら、別の人と話し始めるというのもいい方法です。

「〇〇さんはどう思う?」と聞かれてしまったときは、「え?ごめん、聞いてなかった」とすっとぼけてみるのも有効です。話しを振る側からすると、イチから話すのはちょっと面倒ですし、他の人に聞かれるリスクもあるので、「じゃあいいや」とあきらめてくれることもあります。

それでもしつこく説明されたときには「あ、そうなんだ」「大変だったね」などと一般的な返事にとどめておくことをオススメします。さらにしつこい場合には、「そんなことするような人には見えないな」とか「何か事情があったのかもね」と、擁護するまでもないが同意しているとも取れない返事をして、「ごめんね、上司に呼ばれてて」「打ち合わせがあるから」「これから予定があって」などと一言断ってその場を立ち去ればOKです。

職場の人間関係を改善する3つの方法

その場しのぎだけでなく、職場の人間関係にストレスを感じる状態自体を脱却したいと思う人もいますよね。次の3つの方法を試してみてください。

共感する

まずは相手の話に共感して、自分に対して心を開くのを待ちます。人間はやはり、自分の言うことを聞いてもらいたいものですし、共感してもらえれば、なお嬉しく感じるものです。そして、どんなに苦手だと思う相手でも、仲良くなってしまえばこっちのものです。

私の体験談ですが、職場にバサバサと斬るような言い方をするお局さまがいました。そこで私は、事あるごとに「~をやるのって本当に大変ですよね。それにもかかわらず、いつもサラっとこなしてしまう〇〇さん、スゴイと思います!」などと、相手の仕事の大変さに共感するようにしました。

こうして「わかっている感じ」を出してコミュニケーションを取ることで、態度が軟化していくのがわかりました。今では、聞いたら何でも教えてくれる面倒見のいい先輩ポジションになってくれて、(お願いをしなくても)仕事のサポートをしてくれるまでになりました。

これは、別に私だからうまくいったということではないと思います。相手が大変だと思っていることやストレスに感じていそうなことに共感し、「あなたのこと、わかっていますよ」というメッセージを出すことで、相手の心を開かせることができるのです。また、お局さんのような人には上手に頼ることも大事です。

相手の話をすべて許容する、失敗やミスに寛容になる

職場で厳しくなりすぎても、いいことはありません。相手の話をすべて許容し、失敗やミスがあっても寛容になる。この2つを心がけるだけで、自分自身もかなり楽になります。たとえば、部下のミスを叱ることは大事ですが、そこでグチグチいっても何も始まりません。まずは失敗・ミスで起きた損害を取り戻すことが重要ですよね。

友人が実際に体験したケースですが、後輩の発注ミスで納期が間に合わなくなりそうになってしまったことがあったそうです。そこでイライラして後輩を叱るのではなく、すぐに発注先に間違いを伝え、納品先に相談をしたことで、なんとか納期に間に合わせることができたそうです。

フォローする前にグチグチ文句を言って叱ってしまったり、指導しようとしてしまうと、何とか解決できていたかもしれないことを無に帰してしまうこともあります。友人はこの経験をもとに、自分が寛容になれば自分にも会社にもメリットがあると思うようになったと言います。

最後の手段は、スルーすること

最後の手段ですが、あとは全部スルーすることです。仕事をする場ですから、仕事に関係ない噂話や陰口は当然スルー。どうでもいい話であれば、それもスルー。上司のグチグチした説教もスルー。とにかく何事も受け流すことで、自分が受け止めきれないほどストレスを抱えることはなくなります。

ただ、スルーする中でも、学べるところだけは頭の中でメモを取る気持ちで聞くことも必要だと思います。私も、グチグチと長い上司の説教の中でも、1つや2つ「それはそうだな」と思えることがあれば、次に活かせるように頭の中で覚えておくようにしています。耳が痛い話もありますが、100%スルーしても成長できないので、2%くらいは自分で収穫として覚えておくのもいいでしょう。

人間関係のストレスは減らせる!

みんなが自分の思い通りにしようとばかり考えるからこそ、衝突してしまったり、上手くいかないこともでてきてしまいます。そういうときは寛容になって、周りの意見を聞くようにしましょう。他人を変えることはできませんが、自分なら変わることができます。受け手としての自分を意識して、まずは自分が変われるように、努力してみてはいかがでしょうか。