子育ては、地域・会社・夫のサポートがあれば、もっと楽になる!〜夫をイクメンに育てる5つのステップ


子どもを産んでからも仕事をしたい、と思う女性が増えてきています。しかし一方で、家事・育児・仕事の3つのタスクに押しつぶされそうになっている女性もたくさんいます。では、女性が仕事と育児を両立させるにはどうしたらいいのでしょうか?

今回は、「国・地方公共団体」「企業」「職場」「夫」の4つのサポートを上手に活用するために、普段から備えておくべきことを考えてみたいと思います。

育児をサポートしたい人としてもらいたい人をマッチング

あまり知られていませんが、国・地方公共団体にも、子育てをしながら働く女性をサポートする制度があります。

地方自治体のサポート

内閣府の子育て支援事業の一部として、各市町村で実施されている「ファミリー・サポート・センター事業」をご存知でしょうか。育児の援助・サポートを受けたい人と、援助・サポートをしたいという人をマッチングさせる仕組みです。たとえば、保育園の送り迎えに間に合わないとか、自分が病気のときに子どもをちょっと預けたいという場面で活用できる制度になっています。地域の人同士で支えあおうという相互援助のポリシーのもとで行われています。

サポートをしたい人は、実際の活動に入る前に安全・事故対策などのきちんとした講習を受ける必要があります。さらに、サポートを受ける人とサポートする人は原則、事前に顔合わせをすることになっているので安心ですよね。

サポートを受ける費用は市町村によって違いますが、1時間あたり7001000円くらいが多いようです。おやつ代や交通費などは実費で支払いをすることになっていますが、手ごろな価格ですね。保育園の送り迎えなどを想定して721時までサポートが受けられ、土日祝日も利用可能なところが多いようです。

ただ、サポートを受けたい人に比べてサポートしたいという人が少なく、十分なサポートを受けることができない市町村もあるようです。

さらに、事前に顔合わせをする必要があるということで、当日に急に「保育園のお迎えいけないかも!」となったとしても、引き受けてもらえないケースが多いそう。こういう場合は、民間もしくはNPOのファミリーサポートを受けるのも一つの手です。年会費や保育料金は割高になってしまいますが、市町村のファミリーサポートよりも融通が利くため、いざというときに頼りになります。         

職場のサポート

子育てと仕事の両立で気になるのが、やっぱり職場のこと。職場の仲間に迷惑をかけるのではと、頭を悩ませている人も多いと思います。ここでは、子育てと仕事の両立を成功させるためのいくつかの心がけをご紹介します。

職場のサポートを得るために心がけるべきこと1:周囲に感謝する

周囲の人があなたのがんばりをみて、「代わりにやっておきますよ」と声をかけてくれたり、「残りの仕事引き継ぎますよ」と言ってくれたりと、協力してくれることがあると思います。そういうときは、きちんと感謝の気持ちを伝えることが大事です。

忙しいと感謝を伝えるのがおろそかになってしまうこともありますが、無理をせず、後日改めて感謝の気持ちを伝えれば大丈夫。小さなことですが、一つひとつの行動が、あなたへの評価を決めるのです。

職場のサポートを得るために心がけるべきこと2:周囲の厚意を当たり前だと思わない

周囲が協力してくれるのは、決して当たり前のことではありません。「やってもらって当たり前」の姿勢になると、周りの人は「協力してあげよう」とい気がなくなってしまいます。協力を得るためにも、そして職場の空気を壊さないためにも、周囲からの厚意をあたかも当然かのように受け止めるような姿勢は控えましょう。

職場のサポートを得るために心がけるべきこと3:仕事はきちんとやる、余裕のあるときは手伝う

サボっていたり、おしゃべりばかりしているのは論外。時短勤務などで働ける時間が限られてしまうのは確実なので、短い時間で効率よく仕事をすることが重要になってきます。

また、普段、手伝ってもらっている分、自分に余裕があるときには積極的に声をかけて手伝う姿勢を見せることが大事です。少しでもみんなの役に立ちたいのだという意思を行動で示すことで、わだかまりなく過ごすことができます。

職場のサポートを得るために心がけるべきこと4:急に休みが必要になった場合でも対応できるようにしておく

子どもが急に熱を出したり、ケガをしたりして保育園に預けられなくなってしまったときには、誰かに代わってもわらなければなりません。そういうときのために、いつ休んでも誰も困らないような状況を整えておくことが大事です。

ルーティンでやっている作業や進捗管理表を作っておくとか、作業手順を掻いたマニュアルを用意しておく、連絡を取っている取引先とのメールのCcを上司を入れておく、などの対策をしておくといいですね。

職場のサポートを得るために心がけるべきこと5:必要とされる存在になる

突発的な休みは仕方のないことです。しかし、何もしないでいると、いつしか「いないことが当たり前」の人になってしまいます。そうなると自分も居心地が悪いですよね。「今日〇〇さんがいなくて残念」と思ってもらえるような、必要とされる存在になりましょう。そのためには、仕事で成果を出したり、周りへの協力を惜しまないことが大切です。こうすることで、突然の休みや早退をしなければならない場合でも、快くサポートしてもらえます。

子育てを応援してくれる企業の制度

勤めている会社が福利厚生の一環として、もしくは制度の子育てをサポートしてくれることもあります。たとえば、次のような企業には特徴ある「子育てサポート」制度があります。

サイバーエージェント

サイバーエージェントには、在宅で勤務ができる「キッズ在宅」という制度があります。契約した労働時間の上限内であれば、必要に応じて家で仕事をすることができるというものです。風邪をひいてしまった子どもの様子を看ながら働けるのは、親として安心できるものですよね。

サニーサイドアップ

PR会社のサニーサイドアップでは、子育て中の社員のための制度が複数あります。なかでも面白いのが、「サニーベイビー支援」制度です。サニーサイドアップやそのグループ会社の社員同士が結婚した場合、2人目以降の子どもが生まれるごとに、なんと100万円を支給するというもの。これだけ祝ってもらえると、会社へ恩返しをしようという気持ちになりますよね。

さらに、「ファミリーホリデー」という制度もあります。その名の通り、家族のために使える休日です。親孝行をしたいとか、家族と旅行したいとか、大切な家族の誕生日を休日にできるなんて、素敵ですよね。ほかにもサニーサイドアップは、卵子凍結から保存までにかかるの費用を助成する「Dear WOMAN」制度や、事実婚でも申請できる「結婚記念日休暇」制度があり、非常に社員思いの会社といえそうです。

LiB(リブ)

女性の転職支援を行うLiBでは、子どもや家族の状況に合わせて利用できるさまざまな働き方を用意しています。5日すべてリモート勤務や最短16時間の時短勤務、週休3日の変則勤務があったりと、それぞれのライフスタイルに合わせて働き方を変えることができます。

カカクコム

比較サイト「価格.com」で有名なカカクコムでは、最大12年間の育児短時間勤務制度(全社員対象)があります。コアレスフレックスタイム制を選択することもできるため、子どもの成長に合わせた柔軟な働き方ができます。

ほかにも、1人目5,000円、2人目10,000円、3人目以降15,000円支給するという家族手当や、子どもの看護休暇が年間10日(うち5日が有給休暇)取得できる制度があります。

ぐるなび

飲食店情報検索サイト「ぐるなび」の運営をしているぐるなび。子育て中のママへのサポートとして「ぐるのわ」という情報交換会を実施したり、ベビーシッター派遣制度を整えています。ベビーシッターの利用金額を会社が負担してくれ、業務上の都合により朝・夜などに仕事の対応が必要となった場合に専門のベビーシッターを利用することができます。

ちなみにぐるなびでは、過去5年間で100名以上が育休を取得し、復帰率は9割以上とのこと。子育て中の人が活躍できている環境だということが、よくわかりますね。

子育てするならパパの協力が必要不可欠!

子育ては、ママだけがするのものではありません。当然、パパも主体的に取り組むことです。しかし、今の日本では男性の育児参加率が低いのが現実です。

厚生労働省が発表している「イクメン企業アワード 受賞企業の取組事例集」によると男性の育休取得率は3.16%で、女性の81.5%には遠く及びません。また、育児休暇取得日数は1か月未満と答えた人が83.1%、うち5日未満と答えた人は56.9%にものぼります。ちなみに、女性の場合は育児休業を10か月以上取得したという人が65.3%でした。

では、男性が子育てをしたくないということなのかというと、それは違うようです。同資料によると、男性新入社員の77.3%が「子供が生まれたときは育休を取得したい」と考えているという調査結果がありました。8割近い男性がイクメンになりたいと思っているというのは、働くママにとって勇気づけられる結果ですね。

夫をイクメンに育てる5つのステップ

では、旦那さんをイクメンにするにはどうしたらいいのでしょうか。ここでは旦那さんをイクメンにする方法について考えたいと思います。

道具でやる気にさせる

まずは形から入ってみましょう。エプロンや赤ちゃんのおもちゃなど、小道具をそろえると、旦那さんもやる気になる可能性が高いです。何もないところから始めるよりも簡単でハードルが低いため、取り組みやすく、その気になりやすいです。いったん取り掛かってしまえばこっちのもの。人間は行動していると脳がノッてきて、やる気になるものです。

(間違ってたとしても)とにかく褒める

行動してもらったとしても、それが間違っていることもあるでしょう。しかし、ここで注意したり叱ったりするのはNGです。ただでさえ男性はプライドが高く、育児のような繊細さが求められる仕事は苦手。たとえ失敗してしまったとしても、行動をしたこと自体を褒めて、うまくおだてるのが得策です。

面倒に感じるかもしれませんし、「なぜ私は褒めてもらえないのに、褒めなきゃいけないのだろう」といった気持ちになるかもしれません。私も、この類の話を聞くたびにそう思っていました。なぜ男性に家事や育児をやらせようと思ったら、褒めなければならないのかと(学校や職場で、ふだん何もしない人がちょっと何かすると先生や上司に褒められるときに感じる、あの理不尽な気分です)。

しかし、こう考えればきっとできるはず。どうしても担当したい案件があるときや、決済をもらいたいときには、上司をおだてたり根回しをしたりしますよね。つまり、ビジネス上の戦略と同じように考えればいいのです。旦那さんが主体的に取り組むきっかけになれば、自分の負担も軽減されますので、ぜひやってみてください。

頼る

男性は頼られると、ついつい張りきってしまう生き物です。指示するというよりはお願いする。押し付けるというよりは上手に頼る。これができれば、旦那さんと育児に対する協力関係の構築に繋がります。

育児の途中はついイライラしてしまってママvsパパという構図ができてしまいがち。そうなってしまうと旦那さんが自分にも子どもにも、ツライ思いをしてしまいます。上手に頼ることがポイントになります。

相談して決める

旦那さんを巻き込むには、何かを決断させることが大事です。そこで、相談を持ちかけて、「~したらいいと思う」と旦那さんから改善に向けた提案をもらうようにしてください。その上で、提案通りにやることに決めれば当事者意識が芽生えざるを得ません。その繰り返しでちょっとずつ自主性をはぐくんでいきましょう。

子どもを上手に利用する

子どもからの要望があったからパパにやってほしい、と伝えるのも効果大です。「パパがいいんだって」という言葉でひとつで、とてもやる気になります。誰だって「あなたがいい」と言われたら張り切りますよね。子どもにとっても、パパに育児参加してもらうことはとてもいいことです。パパのやる気を上手に引き出しましょう。

パパとママで協力して育児をしよう!

育児はママ、パパどちらかだけの問題ではありません。お互いに上手に協力して、進めていく必要があります。どちらかに負担が偏りすぎないように、育児と家事を分担してください。得意不得意もありますので、家事も育児もお互いに苦手なところをカバーできるといいですね。楽しく協力して子育てしましょう。