写真を投稿しただけで解雇!?SNSのトラブル事例と予防6ヵ条


SNSは今や、私たちの生活に深く関わっています。芸能人や有名人は炎上することすら、名前を売ることにつながるのかもしれませんが、私たち一般人の場合は自分のSNSが炎上したら大変なことになってしまいますよね。

そこで今回は、SNSでのトラブルの原因と対策についてご紹介したいと思います。

20代、30代の90%以上がSNSを利用!SNSはトラブルの温床になりがち?

いまや20代、30代の9割以上が何らかのSNSを利用していると言われる時代です。みなさんもひとつ、または複数のSNSを使っていると思います。

そこでまずは、LINETwitterFacebookの特徴と違いについて、まとめてみました。

(1)LINE

  • ユーザー登録数:7,000万人(20177月時点)
  • ユーザーの年齢層:幅広い層に利用されている
  • 主な機能:友だちとのトーク、複数人でのトーク、ノート(記録機能)、写真を保存・共有できるアルバム機能、無料通話など
  • サービスの特徴:アクティブ利用者の多さ。LINEをインストールしている人のうち、11回以上利用する人が非常に多く、利用者の72%を占める。

友達だけでなく、家族間でもLINEを活用しているという人も多いと思います。メールのように11でメッセージのやりとりをするのではなく、複数人で話ができるのも非常に魅力的ですよね。また、通話も無料でできるのも大きなメリットです。無料通話アプリが同時期に日本に上陸しましたが、最終的に圧倒的なシェアを占めているのはLINEではないでしょうか。

サークルの集まりなどで利用できる、出欠を取るサービスも非常に便利です。「イベント」を作成し、参加者の各々が自分の都合を「〇」「△」「×」で回答していくだけで、何日が一番参加できる人が多いかなどが簡単に把握することができます。

(2)Twitter

  • ユーザー登録数:4,000万人(201611月時点)
  • ユーザーの年齢層:10代、20代がメインだが、3040代の利用者数も増加中。
  • 主な機能:140字以内での「つぶやき(=ツイート)」、他人をフォローして他人のツイートを見ることができる、画像や動画も投稿可能、投稿をお気に入りに入れたり、「リツイート」という機能である他人の投稿を自分のフォロワーに見せたりすることができる、他人の投稿へのコメントも可能
  • サービスの特徴:140字以内という制限があり、長い文章が投稿できないぶん気軽に投稿できる。複数アカウント保有して友人のコミュニティや趣味などで使い分けをする人も多い。

私も活用していますが、140字という制限が何とも絶妙で、何かを語るにはとても短いのですが、ふと思った、どうでもいいようなことをつぶやくのには最適です。まさに、普通に会話をするようなイメージで使っている人も多いと思います。

ちなみに2017年末頃に広告代理店の方から聞いた話ですが、40代以上の利用者が爆発的に増えているようです。しかも、その人たちはあまりつぶやくことはせず、自分にとって有益な情報を流してくれそうな人をフォローし、情報収集に活用しているのだとか。逆に、若年層の場合は「裏アカウント」をいくつか作成し、「学校の友達用」「趣味の集まり用」「地元の友達用」などとさまざまな役割を持たせているらしいです。

(3)Facebook

  • ユーザー登録数:2,800万人(20179月時点)
  • ユーザーの年齢層:30代、40代以上が多い
  • おもな機能:記事の投稿、「いいね」や「コメント」で他人の投稿にリアクションできる、画像や動画の投稿が可能、記事をシェアできる
  • サービスの特徴:原則、実名で登録しなくてはならない。公開設定が可能。タグ付けができ、繋がりのある可能性が高い友人をレコメンドしてくれる。

他のSNSと違うのは、基本的に実名で登録するというところです。私も、はじめてFacebookの存在を知った時、「SNSなのに実名登録!?」と思った記憶があります。アラサー以上の世代は、「SNSに個人情報を掲載するととんでもなく恐ろしいことになる」と教えられてきた世代ではないでしょうか。SNSに自分の本名を掲載することなんて考えられませんでしたね。

そんな私も今ではしっかりFacebookユーザーです。しかも、30代~40代の利用者が多いとのこと。意外だなと感じましたが、思い返してみるといまの3040代ってとてもアクティブですし、新しいサービスを仕入れて利用することに長けた人も多いので、意外ということもないのかもしれません。

参考:アプリ部2017年「公表データ」で見る主要SNSの利用者数と、年代別推移まとめ

SNS利用の実態

総務省が発表している平成29年版 情報通信白書のうち、「代表的SNSの利用率の推移(年代別)」を見ると、20代、30代の利用者が多いことがわかります。流行に敏感で、新しいことをすぐに吸収できるという点が、利用率の高さにつながっていると考えられます。

一方で、10代は未成年ということもあり、トラブルに巻き込まれないよう規制があります。学校や親から禁止されていたり、利用を制限されているため、やや伸びが小さいのかもしれません。

よくあるSNSのトラブルと対処法

利用が増えるとともに、SNSでのトラブルも多発しています。SNSでは細心の注意を払わないと、非常に大きなトラブルに発展してしまいます。ここでは、よくあるトラブルの原因と対処法について考えていきます。

1)情報流出で解雇の危機?!

SNSの使い方次第で、会社をクビになることもありえます。たとえば、SNSなどで会社名を出して悪口や愚痴を言っていたり、社内で撮った写真の中に個人情報や社外秘資料などが映りこんでいたというケースです。

私の知り合いの会社では、社外秘の資料が映りこんでいたというケースがあったそうです。執務室内での携帯持ち込みが禁止されていたにもかかわらず持ち込みをして、さらに社外秘情報の画像まで掲載してしまったのですから、責任の逃れようがありません。結局その人は自分から退職したようですが、会社からも懲戒解雇になる可能性が高いと言われていたそうです。

トラブルの対処法としては、会社に関することをSNSで発信しないことです。匿名アカウントであっても、バレる可能性は非常に高いです。社内の人が見たらすぐにわかりますし、社内に友達がいないとしても、誰かのリツイートやシェアで目に触れる可能性もあります。

また、個人情報を扱う部署では執務室内に携帯を持ち込めないという会社も増えてきていると思います。規則はきちんと守り、携帯を持ち込まないようにしましょう。

仕事・職場の愚痴は、会社に不利益を与える可能性もあり、イメージダウンにつながると会社にとって大きな損失となってしまいます。悪意はなくても故意に損失を与えてしまっては、懲戒解雇も免れません。会社に残れたとしても、社内には瞬く間に広がり、居心地よくはいられないでしょう。

2)たった1枚の写真から個人情報が流出!

これもよくある話ですね。先ほどは会社に損害を与えてしまう例でしたが、今回は、自分が直接的に被害に遭ってしまうケースです。

NTT西日本が運営する「チエネッタ」では、こんな話が載っていました。SNS上で狙った人物を追い続けるネットストーカーがおり、毎日のささいな投稿をつなぎ合わせて推測することで個人を特定していくというもの。ある事件の容疑者となった人の住所がネット上で簡単に特定されてしまったり、SNSで炎上した学生の住所や学校名が簡単に特定されてしまったり。警察よりも早く被害者や加害者を特定して晒している、という例も増えているようです。

インターネット上に何気なくアップした画像は、あっという間に世界中へ広がり、何百、何千、何万という不特定多数の人に見られる可能性があります。自宅近くで何気なく撮った写真も、それだけ多くの人が見ていたら、1人くらい「見覚えのある景色だ」と思ってもおかしくありません。この人が「これは〇〇の近くだ」と発信すれば、それに呼応してそのあたりを知っている人がまたリサーチし…という繰り返しで個人が特定されてしまうのです。

そのため写真をアップする際は、一緒に映っている人の了解を取ることが基本的なマナーとなります。レストランなどで料理の写真を撮って、気軽にSNSへアップする人がいますが、これもお店の許可を取るようにしてください。SNSへアップされて困る人も当然います。私も個人的には、自分の写真をSNS上へアップすることはしません。中には、自撮り写真を勝手に出会い系サイトに登録された人もいます。

あなたが何気なくアップした写真がもとになって、友人や知人がストーカー被害に遭ったりしたら、もし万が一、ケガをしたり殺されたりしてしまったら。そう考えると、気安くSNSへ他人の写真をアップすることはできないはずです。映りたくないという人が写真に写らないように配慮するなど、撮る瞬間から気をくばるようにしましょう。

参考:チエネッタ炎上、SNSトラブル、Wi-Fiセキュリティー……ネットを怖がり過ぎていませんか? 「正しく怖がる」インターネットとの付き合い方

3)不用意な書き込みで炎上

一時期、アルバイト先で「常識的にどうなの?」という写真を撮ってSNSへアップした学生たちが問題となりましたよね。冷蔵庫の中に入ったり、ハンバーガーのバンズの上に寝そべったりと、かなり衝撃的な写真がたくさん掲載されていました。

店舗は臨時休業もしくは閉店を余儀なくされ、店員に対して損害賠償を請求する例もありました。このような不用意で非常識な投稿によって、他人に損害を与えることもあります。

こうした犯罪自慢的な投稿や差別的な発言、誰かを挑発するような書き込みはしないようにしてください。誰かが見て、「これはひどい」と思ったらあっという間に世間に拡散されてしまいます。また、SNS上でつながる友達やフォロワーを、こちら側できちんと厳選することが重要です。友達の誰かがトラブルを起こすと、一緒に写りこんでいただけで連帯責任を取らされたり、損害を被ることもあります。

SNSのトラブル予防6箇条

最後に、SNSトラブルを予防する6箇条をまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

1.自分の投稿を閲覧できる友達の範囲を制限する

誰もが自分の投稿を見られるようにしてしまうは危険です。自分が許可した友達だけが閲覧できるように、閲覧制限をしておきましょう。閲覧制限をしたくないのであれば、これまで以上に投稿内容に気を遣うべきです。

2.投稿には位置情報を入れない

位置情報を入力するようレコメンドしてくるSNSもありますが、自分の居場所が知られるというのは非常に怖いものです。たとえば、風邪をひいたからと友達との約束をキャンセルしたのに自宅以外の場所にいることがバレてしまったり、最悪の場合、ネットストーカーに情報を与えてしまうことにもなります。

3.学歴や企業名、メールアドレス、携帯電話番号などをプロフィールに入力しない

当然のことのように思われるかもしれませんが、自分の学歴や勤務先の企業名、メールアドレスや携帯の電話番号など、個人を特定できそうな情報をプロフィール欄に入力するのは控えてください。こういう情報を、ネットストーカーは狙っているのです。

4.SNSでの投稿は履歴書にもなると心得る

SNS上の投稿は、過去にまでさかのぼってみることができます。つまり、最近知り合った人も、過去の投稿を見ることができるわけです。当然、会社の人にも。SNSでの過去の投稿はあなたの人生そのもの。SNSでの投稿はあなたの履歴書になると思ってもいいと思います。

5.お酒を飲んだらSNSに書き込まない

お酒を飲むと気が大きくなり、コントロールが利かなくなります。SNSに書き込みをしたくなる気持ちはわかりますが、そこはぐっとこらえましょう。酔いがさめてSNSを見たら悲惨なことに、という結末もありえなくはない話です。

6.宗教、政治、他人の愚痴・プライベートは書き込まない

宗教や政治の話は、社会では非常にセンシティブな問題です。気軽に口に出すのは社会人としてもマナー違反。また、他人の愚痴や自分のプライベートに関することも、誰かが見て不快な気持ちになるかもしれません。

参考:

内定ジャパン.com – SNSを楽しむために守りたい社会人としてのモラルと活用法

キャリアコンパス by DODA  その投稿、ちょっと待って! ビジネスパーソンの「SNSトラブル護身術」

キャリアコンパス by DODA  飲んだら書き込むな!? SNSで会社員が絶対守るべき4つのルール

SNSの投稿で人生をめちゃくちゃにしないように

SNSはプライベートで使っているものだから、何をしても会社には関係ないじゃん、という人も中に入ると思います。たしかに、プライベートで使っているものに口出しされたくないと思う気持ちもわかります。しかし、社会に出て働いている以上、あなたはその会社の構成員であり、自分の振る舞いで会社のイメージを作ってしまうのです。

何より、自分の考えなしで迂闊な行動によって、誰かの人生をめちゃくちゃにしたり、自分の人生が狂ってしまうのはいやですよね。SNSの利用には十分注意してくださいね。