人生の主導権を握れる者が恋愛もお金も制す〜恋愛にもビジネスにも活かせる愛を育む秘訣〜


前々回前回と、自分と向き合うことが幸せを掴むための、最も近道であることをご説明してきました。今回は、パートナーシップを上手に育み、二人の仲をより発展させる方法から、パートナーシップとビジネス、さらにお金との関係性まで、お伝えしていきます。

豊かなパートナーシップは、人生を自分の思うように楽しむためにも不可欠なベースとなるものですから、ぜひ、今回の記事を参考に、実践してみてくださいね。

無意識の愛の受け取り拒否状態

“付き合った途端、うまくいかなくなる”“

”最初は相手の方が夢中だったはずなのに、いつも気がつくと逆転している”“

”すぐ飽きられる“

”相手からの愛情をいつも疑ってしまう”

あなたは、上記のようなパートナーシップにおけるパターンを持ってはいないでしょうか。相手と向き合った途端、うまくいかなくなるというパターンを持っている女性は案外多いものです。

そして、その根本的な理由の1つが、愛の受け取り拒否、という状態です。

愛の受け取り拒否状態というと、多くの読者の方は「?」となっているかもしれません。

実際、私がカウンセリングをする中で、愛の受け取り拒否状態であることをお伝えした女性たちも、大抵、皆さんと同じように、最初は、「理解できない」という反応を示していました。

そう、この反応にこそ、パートナーシップが、いつもうまくいかない理由が集約されています。

彼女たちの「愛してくれていない!」という主張には、実は、無意識で「私が思うようには」という前提が隠されています。つまり、自分が愛だと認識している言動が、彼から与えられたときのみ、「愛されている」と感じられる心の癖を持っているのです。

こういう人は、物事を、白か黒かの二極化して見てしまう癖も同時に持っているため、「自分が『愛』だと認識している言動がないこと」=「彼から愛されていない」「彼は私に冷めている」という極端な思考に走ってしまいます。この状態になると、「私を好きだといったのに、愛してくれないなんてひどい!」「彼は、私を都合のよい女として扱っていて、腹が立つ」といった具合に、相手に怒りを感じるようになってしまうのです。

そして、「彼は、なぜ私を愛さなくなったのか」という自問自答の中で、パートナーシップを自滅させていくのが、この思考に陥った女性のパターンです。

この思考から抜け出すためには、「私は、なぜ、彼に愛されていないと感じてしまうのか?」と、問いの矢印を自分自身に向けて考えることが大切です。「愛されていない」と決めつけてしまう自分自身を疑うのです。

愛の川は常にそこにある

よく、「お金の川は、すぐそこにあり、それに気づく人と、気づかない人の思考・言動が収入の差になる」というようなことがいわれますが、愛も全く同じです。

愛はすぐそこにあるのに、それが愛だと気づいていない人が、いつも相手の愛を疑ってしまうのです。

大切なことは、「私の愛の表現」を伝えること、「彼の愛の表現」を知ること

愛に気づかない、愛を受け取れない人は、「彼の愛の表現」を知りません。そして、パートナーシップにおいて、自分と相手は鏡のようなものですから、『「彼の愛の表現」を知らないあなた』の彼もまた、「あなたの愛の表現」を知りません。

お互いの表現が違うということに、気づかないまま、すれ違っているだけなのです。

ただし、この状態に陥っている女性のほとんどが、相手の心を読んだ気になっている「魔法使い女子」であるため、事態は、ややこしくなります。

「魔法使い女子」は、相手の心を読み、「愛されてない」と悲しみ、そんな悲しみを彼に察して、なんとかしてほしいと思っています。相手にも「魔法使い」であることを無意識で望んでいるのです。察してほしいあまりに、無意識に相手を試したり、気を引こうと相手を不安にさせたり、それらがうまくいかないと、突然怒りをぶつけたりします。そして、そのことが、相手の心を遠ざけていく要因になっているのです。

「私」と「あなた」は違うからこそ、コミュニケーションが必要

パートナーシップを築くためには、まず、「私」と「あなた」の愛の表現は同じはず!という勝手な前提を捨てる必要があります。

「私」と「あなた」は、全く違う人間です。お互い、好意を持っていたとしても、好意の表現方法や心地よいパートナーシップの築き方は違うということを前提にしましょう。

相手には、具体的に「私」が喜ぶ方法を伝えることが大切です。ただし、この時、命令や押しつけをしないことがポイントです。

ここで無意識に命令や押しつけをしてしまい、失敗している人が多いため、重要なポイントといえます。たとえば、「毎日連絡して!」「どうして会ってくれないの?」等、お願いをしているつもりで、命令や脅迫的な伝え方をしてしまっている人も多いのではないでしょうか。この伝え方では、相手は、あなたのお願いを聞きたくはなりません。

なぜなら、命令や脅迫的なメッセージで、彼が感じるのは、「支配」や「コントロール」だからです。「支配」や「コントロール」を使ってのコミュニケーションをする人からは、逃げたくなって当然なのです。

「愛」のある伝え方として、ぜひ、取り入れていただきたいのが、「I(アイ)メッセージ」といわれる、「(あなたが)◯◯してくれると、私は、幸せな気持ちになるよ」「(あなたが)◯◯してくれたら、私は、嬉しいよ」といった、「私」を主語にし、「私」の感情を伝えるメッセージ方法です。

彼はあなたを幸せにしたいと思っている

このメッセージ方法を使うと、相手は、「あなたが幸せな気持ちになること」「したら嬉しいと言ったこと」を、自らしたくなります。なぜなら、彼は、「あなたを幸せにできた」「喜ばせることができた」という達成感を感じたいと思っているからです。その達成感で、彼もまた、満たされた気持ちになるのです。

そして、同じ視点で、あなたが何かをしたときに、「彼は幸せな気持ちになるのか、喜ぶのか」を聞いてみてくださいね。パートナーシップは鏡ですから、相手にもらうばかりでは、必ず、最終的に、与えられない未来がやってきてしまいます。

自分の欲しい表現を伝える、相手の欲しい表現を知る、そして、お互いが求める形での愛情を循環させていくことで、パートナーシップは育まれていくのです。

パートナーシップ上手は、ビジネス上手

これまで、100名以上の女性にカウンセリングを行ってきましたが、パートナーシップを上手に育むことができる女性は、往々にして、ビジネス上手でもありました。愛と同じく、ビジネスも育むものです。そのため、相手を幸せにしたいということを、まず自分から表現できると、ビジネスを育むときにも自然とうまくいくのです。

逆にそれが、悪気なく、無意識のものであったとしても、人と接するときに、命令や脅迫、支配の言葉が先に出てしまう人は、ビジネスを本当に成功させることは、難しいでしょう。ただし、間違ってはいけないのが、相手の喜びのために、自分を犠牲にするわけでないということです。相手を喜ばせることが、自分を喜ばせることとイコールになっている部分を循環させていくことが大切です。

何が自分を喜ばせることなのかを理解し、自分とのコミュニケーションをうまく取れる人は、パートナーシップもビジネスも、思い通りに楽しむことができるのです。

パートナーシップとお金の共通点

パートナーシップとビジネスの関係が連動しているお話をしましたが、そこから派生して、パートナーシップとお金の関係も連動しています。

世間や自分の周りの人たちからの評価や、「普通は◯◯でしょ?」のような一般的といわれる価値観を、パートナーシップでも相手に押し付けている女性は、「お金」に対しても、余計なマウンティングをしたり、周りの価値観に振り回されたり、不安のごまかしにお金を使ってしまうという「散財」という名の無駄遣いをしています。自分自身の本質から目をそらして、何かに流されて、お金を使ってしまうことは、額の大小を問わず「散財」にあたります。

パートナーシップの中で、「自分自身の喜びや幸せ」と「相手の喜びや幸せ」を循環させている人は、パートナーシップに限らず、その他の人間関係でも、ビジネスでも、お金との関係でも、喜びの循環を行うことができるのです。

喜びの循環の起点は、常に自分自身の喜びから

日本では、「人に迷惑をかけてはいけない」という意識が強い人が多い傾向にあります。周りの目を基準にして善悪が決まる文化が醸成されているためでしょう。それ自体が悪いわけではありません。それも日本の美しい文化の1つです。

しかし、周りの目を気にするあまり、「自分自身」を置き去りにしているとすれば、それは大きな問題です。喜びや温かい関係を広げていきたいのであれば、自分自身の喜びを最初の起点にしていなければ、健全な関係性にはならず、本質的には、心からの喜びが広がることも、長続きすることもありません。

「私さえ我慢すれば、みんな幸せになれる」「私さえ我慢すれば、みんな楽しく過ごせる」というのは、幻想なのです。そのような、忍耐に基づいて保たれた関係性は、誰かからのマウンティングや見せかけの不安を一時的にごまかすだけの、ひどく脆いものです。

一番身近な自分自身すら喜びで満たせない人に、誰かを心から喜ばせること、幸せにすることはできないでしょう。パートナーシップは、「私」と「彼(相手)」との関係を示していますが、自分自身との関係性も鏡のように示しています。もし、あなたが、パートナーシップにおいて、いつも陥る悲しいパターンを持っているとすれば、それは、長年に渡ってごまかしたり、蓋をしたりしている感情が、自分自身の中にあることの現れです。

そこから逃げずに、自分を見つめ、自分を知ること、そして、自分の幸せの基準を理解することが重要です。その延長に、自分の喜びを起点に、相手の喜び、幸せを循環させるパートナーシップを育むことができるのです。