新社会人がデキる認定されるポイントは、あいさつとスピード


春を迎えて、新しい環境でがんばっている人も多いと思います。わたしたちは人生の中でいろんな「新しい環境」を経験しますが、「学生」から「社会人」になるときって特に緊張しますよね。これまでにはない世界がその先に広がっているのです。不安に思う気持ちもありますよね。そこで今回は、新社会人の不安を解消すべき「社会人のキホン」についてご紹介したいと思います。

先輩や上司と上手くやるには?

やっぱり気になるのが人間関係ではないでしょうか。同年代の同僚とはなんとなく上手くやれそうでも、先輩や上司ときちんと付き合えないと、その後が非常につらくなってしまいます。先輩や上司との付き合いで気を付けてほしいことは次の4つです。

あいさつ・お礼・謝罪ができればOK

とりあえず、まずはあいさつとお礼、謝罪ができればOKです。そんなこと?と思う人もいるかもしれませんが、これが意外とできない人が多いのです。私も社会人として働いていますが、実際にこの3つができない新社会人って本当に多いんです。逆に、きちんと律儀に挨拶ができる人、お礼が言える人が目立つくらいです。

会社のレベルにもよるのでは、と思う人もいるかもしれません。それもあるかもしれませんが、どこの会社でも一定数「挨拶ができない人」はいます。そんな中であれば、元気に大きな声で挨拶するだけで「あいつはいい奴だ」と思ってもらうことができます。

大きな声で挨拶すると、どんないいことがあるのでしょうか。ひとつは、遠くの人まで顔を覚えてもらえることです。声が聞こえると、誰もが自然と振り向きます。それが大きな声であればなおさら、注目を浴びます。恥ずかしいと思う人もいるかもしれませんが、それでいいのです。むしろ、新人のときは顔を覚えてもらってなんぼです。上司や先輩が顔を覚えているだけで、「あいつにやらせてみるか」と仕事が回ってくることもある世界ですよ。まずは挨拶を大きな声で、というのを心がけてください。

同じくらい重要なのが、お礼と謝罪です。新人のうちは教えてもらうことがたくさんありますよね。そのときに「ありがとうございます」と心を込めて言うようにしてください。

私も経験がありますが、本当に忙しいときに「~のこと教えてください」と言われても、なかなか相手にできません。また、自分がいろんなつらい思いをして、なんとか得てきたナレッジやノウハウを簡単に人に渡すなんて、と思う人もいて当然です。それなのに、先輩や上司はいろんなことを教えてくれますよね。役に立つかどうかはいったん置いといて、時間を割いてくれたことや教えてくれたことに対して「ありがとうございます」と、感謝の気持ちを伝えることが大事です。

仕事を選り好みしない

こう言うと、もしかしたら「ただの社畜論だ」と思う人がいるかもしれません。特に、ネット上ではそんな意見も多いですが、しかし、現実はそういうものではありません。新人のうちは、仕事を選ぶ立場ではないということです。「アイツは軽率なところがあるから、こういう仕事は向いてない」とか「礼儀がなっていないから取引先との打ち合わせには連れていけない」など、そういうのは先輩や上司が決めることになります。

経験と実績を積めば自分で仕事を選ぶことができるようになりますが、最初のうちはそうもいきません。しかも、仕事の内容によって学べるチャンスも変わります。当然、成長につながる仕事ほど複雑ですしやることがたくさんあります。でも、そういう仕事ほど「デキる奴」に任されます。ここでの「デキる奴」というのは、一見どうでもよさそうな仕事(=雑用)をやらされたうえで判断されます。

ただの雑用でも、その仕事の質とスピードで評価されることは言うまでもありません。一度周りと差がついてしまえば、あとはリードを守るだけです。仕事ができる人には成長の機会が与えられ、「さらにデキる人」へとレベルアップします。つまり、雑用も手を抜くべからず、ということです。

選り好みしないでなんでも「やらせてください」と言える人は、単純に意欲があるように見えます。仕事に意欲があって、「どんどん仕事をさせてほしい」と言ってくる人にはどんどん仕事が回ってきます。意欲的だと思われれば、その分かわいがってもらえるということは言うまでもありません。

真似する・質問する・相談する

経験があると思いますが、誰だって自分のことを慕ってくれる人のことを邪険に扱うことはできません。頼りにしてくれる後輩や自分のことを信頼して慕ってくれる部下はかわいい。ただそれだけです。

先輩や上司にとって、自分のことをあまり頼りにしてくれない後輩や部下とは、どう接していいのかわかりません。話しかけにくいし、話も盛り上がらない。そんな人とは一緒に仕事をしたいと思えません。上司も先輩も人間ですから、仕事をするうえで好き嫌いが出てしまうのは仕方のないことです。

では、こうした人間関係がどうやってできていくかというと、やはり普段の行いの積み重ねです。上司に「こうしたらいいよ」と教えてくれたら、実際にそれをやってみる。積極的に質問して、できるだけ多くの知識を得ようとがんばってみる。悩みを相談して、上司や先輩のアドバイスをもらう。それだけでかなり距離が縮まります。

飲み会は仕事だ

これも、賛否両論ありそうな話ではあるのですが、飲み会はできるだけ行ったほうがいいです。そして、行った先でも礼儀を忘れず、仕事だと思って参加してください。接待のような対応はしなくてもいいのですが、やはり「後輩」もしくは「部下」としてあるべき姿は忘れないでほしいのです。たとえば、お酌の一つをとっても、先輩や上司に「お疲れ様です。いつもありがとうございます」と声を掛けながら注ぐだけで、印象が大きく変わります。

飲み会に無理やり参加する必要があるとは言いません。強制されるのも違うとは思っています。私も、最初は会社の飲み会が嫌いでした。時間の無駄だと思っていたときもありました。けれど、転職を機に飲み会に参加してみたところ、とても楽しく、そして有意義で、仲良くなれたと感じています。

職場では聞けない本音トークや社内の秘密、あのプロジェクトの裏側的なものも話題に上がります。また、思わぬ「自分の評価」も聞けることがあります。「お前はよくやってくれているよ」とか「お前は~なところがいい」など、職場ではわざわざ言わないけれど、いつかほめてあげたいと先輩や上司が思ってくれていることもあります。

飲み会がいやだという人もいると思いますが、初めの頃は積極的に参加してみてくださいね。

こいつはできる!と思わせる仕事のやり方

仕事をするなら、やっぱり「こいつはデキる!」と思われたいですよね。デキる奴だと認定してもらうのは、思っているほど難しいことではありません。次にあげる4つのポイントだけおさえておけば、誰でも「デキる奴」になれます。

約束を守る

約束を守る。シンプルなことですが、とても大事なことです。忙しくなってくると、商談では調子よく「~はやっておきますので」とか「後で~の資料お送りしておきます」と言ってしまうことってよくあります。でも、その約束を忘れてほったらかしにしてしまうと「口だけの人」というレッテルが貼られてしまいます。

約束を守ることは最低限の「デキて当たり前」のことなので、守ったからといって評価が上がるわけではありません。でも、これができないと「ダメな奴」に降格してしまいます。最低限、自分から申し出た約束についてはしっかり守るようにメモを取ったりリマインダーを設定したりして、忘れないように工夫しましょう。

とにかく早くやる

2つめは、スピード感です。新人の時は特にスピード感を重視してください。というのも、新人のうちは時間がかかるような、複雑な仕事を任されることはほとんどなく、誰でもできるような簡単なことを任されるのがほとんどです。つまり、周りと差をつけることができるのは「スピード」しかないのです。

ちなみにスピードは、新人ではなくなったとしても非常に重視されます。レスポンスは早ければ早いほどいいです。時々、「レスポンスが早すぎると仕事がなくて暇なんじゃないかと思われそう」という人がいます。これはとんだ勘違いで、もしレスポンスが早くてそんな風に感じる人がいたら、その人が暇なのでしょう。

レスポンスが早いということは、相手の普遍的なニーズにしっかり対応しているということです。誰だって自分のことを後回しにされるのは嫌ですよね。それに、「遅ければ遅いほうがいい」なんていうのはビジネスの場ではありません。早ければ早いに越したことはないのです。あくまで誰かを待たせているのだということを頭に入れておきましょう。

相手の期待を超える

期待を超えるというと、ちょっと難しく感じてしまうかもしれませんが、これも簡単なことです。たとえば、Excelでの資料づくりを指示されたとします。その時に、言われた通りに入力するのではなく、その先に待ち受けているであろう資料の加工を見据えて加工しやすいような作りを考えるようにします。

プレゼンの資料なら見やすくグラフ化してみたり、分析に使うのならピボットさせてあらゆる側面から分析ができるように整えておく。目の前の作業をただこなすのではなく、その作業を何のためにするのか、つまり目的を考えることで、あなたならではの価値を発揮し、期待を超える仕事ができるようになるのです。

報・連・相を徹底する

報連相は状況によって使い分ける必要があります。「直接伝える」のが一番いいのですが、業務に忙殺されている上司の時間を取って「〇〇さんに会ってきました」と伝えるのでは、「それだけか」と怒られて終わりになると思います。このレベルのことであれば、メールで十分です。

また、伝え方も考える必要があります。「〇〇さんに会った」という事象の報告は、ビジネスの世界では必要ありません。「だからどうした」「今後はどうなりそうなのか」、さらに言えば「いくら儲かりそうなのか」ということが求められているのです。

とはいえ最初からそこまで報告するのは難しいと思いますので、「〇〇さんに会って、今後も定期的にお伺いしてニーズをヒアリングすることをお許しいただけました。次のアポは□日です」くらいは言えるようにしましょう。

お金の管理ができてこそ一人前!

ここまでは社会人としての心得をお話してきましたが、職場以外の場所でも社会人として身につけておきたいことがあります。それは、「お金」のことです。

ライフプランを立てておく

社会人として働くようになったら、とりあえずでもいいのでライフプランを立てておきましょう。ざっくりと「30歳には結婚、32歳で第一子誕生、34歳で第二子誕生、36歳でマイホーム購入…」など、今後起こりそうな(起こると期待している)ことを考えていきます。

ついでに、それにかかるお金も計算しておくといいですね。そうしてみると、人生って意外とお金がかかるんだなと思うはずです。

若いうちは給料も少ないかもしれませんが、結婚やマイホーム購入など、お金がかかるライフイベントがない分、手取りとして使える金額は多くなります。若いうちから貯金習慣をつくっておくことが、あなたの身を助けます。少額でいいので、毎月コンスタントにお金を貯めるという経験をしておきましょう。

スタバやコンビニには立ち寄らない

スターバックスやコンビニは麻薬のようなもので、コーヒーを飲みたくなくても、必要なものがなくても、毎日立ち寄ってしまい、お金を使うことになってしまいます。これはお財布には大打撃ですし、健康という面からもおすすめできません(毎日スタバのキャラメルマキアートを飲んでいたら…どうなるかは想像つきますよね)。

新社会人になって始めたこうした習慣のほとんどは、意識して変えない限り、何十年にも及ぶ長い社会人生活の間、変わることはありません。年を取ればさらに、生活習慣を変えるのが難しくなります。やっていたことをやめるには相当なストレスがかかるもの。であれば、最初からやらないのが一番です。

これだけは絶対にやっちゃダメ!先輩からのアドバイス

最後に、社会人の先輩として「これだけはやっちゃダメ!」ということをお伝えさせてください。

雑用は断らない

雑用を断ることで、あなたのメリットになることは一つもありません。つまらない雑用だと思っていたことでも、後から「この資料を作るのに出しているデータがあれだったんだ!」という感じで、その作業がどこかに繋がっていることがわかったりします。毛細血管が太い血管へつながっているように、仕事も些細な事が大きな結果につながるものです。

上司がおごるのは当たり前…ではない

ランチや飲み会などでは上司がおごるのが当たり前、という態度でいるのはやめましょう。単純に嫌われますし、人間性を疑われます。たとえ、世間の風潮がそうであっても、人が稼いだお金でご飯を食べるということがどういうことか、よく考えてみてください。

SNSでも、いつもの自分で

実名のFacebookTwitterなどのSNSでは、変な投稿をしないようにしてください。プライベートくらい何をしてもいいじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、SNSでは誰が見ているかわかりません。あなたが悪口をいった先輩が実は、フォロワーの一人だった、なんてことだってありえるのです。

投稿をするのであれば、会社の人に見られても恥ずかしくない、引かれないような内容を心がけましょう。会社の人が「え?」と思うような投稿内容は、あなたの良識ある友達も「え?」と思っています。会社の人に対して媚びるように勧めているわけではなく、ただ人として、大人としてのSNSの使い方に気を配るようにしましょう、ということです。

よくあるのは、会社名や個人名が特定されるようなツイートです。人の写真を無断で載せたり、人の悪口を実名で書いたりするのは非常に悪質で訴えられてもおかしくありません。迷惑行為の一つです。社会人として、というよりはもういい年の大人として、それくらいの注意は払うようにしましょう。

今どきの若者あるある!?LINEやSlackでの勤怠連絡はNG

LINESlackで勤怠や退職の連絡はしないようにしましょう。友達ではないのですから、LINESlackなどのメッセージアプリ等で重要な勤怠連絡をするのはNGです。あらかじめ、勤怠連絡の方法について先輩や上司に確認しておきましょう。

なお、会社のルールとして、SNSやメッセージアプリを使ってやりとりする場合には、決まった方法に従って勤怠連絡をしてください。

最近では、退職連絡までメッセージアプリでする人もいるといいます。くれぐれも、このような非常識なことをしないように。嫌われてやりづらくなってしまうのはあなた自身です。

新生活を楽しく、充実したものにしよう!

新社会人になるときには、わからないことだらけで、後から思い出すと顔から火が出るくらい恥ずかしいことを平気でやってしまいます。そのこと自体は、決して恥ずかしいことではありません。

「普通はそんなことしないよ」と周りの人に教えてもらって、指導してもらってようやく一人前の大人になっていくもので、最初からうまくできることなんてありません。ですが、フォローしてもらったときの感謝の気持ちは大切に。それだけ忘れなければ、必ず道は開けます。