女子だけじゃない!マウンティング男子、おじさんへの対処法

お金も心もすり減らしていくマウンティング女子の生態


「マウンティング女子」という言葉、知っていますか? 最近はさまざまなメディアでも使われているので、なんとなく意味が分かる方も多いと思います。マウンティングする人がいる一方で、マウンティングされたほうはちょっともやもやしますよね。そこで今回は、実際にマウンティングされたときの対処法について考えてみたいと思います。。

もしかしたらあなたもやってるかも!?マウンティング女子・マウンディング男子とは?

さて、まずはマウンティング女子・マウンティング男子とは?というところから。

マウンティングとはそもそも、相手に乗っかかって押さえつけるような行為のことを指す言葉で、動物が行う社会的な序列の確認行為のことを意味します。つまり、マウンティング女子とは簡単に言えば「わたしのほうが上ですよ」と言う言動で揺さぶりをかけてくる女子のことを言います。

ただし、マウンティングするのは女性だけでなく男性も当然やりますし、年齢にかかわらずそうした行為によって自分がより優位であることを自分で納得しようとする人はたくさんいます。

マウンティングは、サルやゴリラなどの霊長類が自分が優位であることを示すために行う行為であり、人間が行うのはある意味当たり前なのかもしれません。サルやゴリラが相手に乗っかるって行動を制し、自分のほうが優位なんだと相手に認識させようとするのに対し、人間の場合は言葉でマウンティングしにかかります。人間社会ではさすがに相手に乗っかるのは憚られるのかもしれません。

同じ人間の中でも、男性と女性とではやり方が少し違うようです。男性の場合は、ストレートにマウンティングするようなことを言うことが多いんですよね。たとえば、「どこに勤めてるの?オレは〇〇会社だけど」と、自分の勤めている会社の規模が確実に相手の勤務先よりも大きく有名であると踏んで、質問するように見せかけて自分の勤務先を告げること。ほかにも「平均年収が400万とかぜったいウソだよな。こんな平社員の俺でも800万は稼げてるんだし」と、見え見えの自慢をしてきます。本人はさりげないつもりかもしれませんが、誰がどう聞いてもマウンティングしてるんだとわかるような発言で相手を押さえつけようとします。

一方で女性の場合は、男性よりも相手の気持ちに敏感ですから、もう少しさりげなくマウンティングします。「私、体が弱いから旦那の頼みもあって専業主婦になったんだー」とかします。心の奥底では、専業主婦になれたことや上司から気に入られていることを自慢したいのだということがバレバレですが、ちょっと自分を卑下することで幾分かマイルドに聞こえるように工夫を凝らしています。そうなると相手からのツッコミが来ないだろうということもわかって言っているのです。「体が弱い」とか「断れない性格」とか、そういうことを言われると聞いているほうもちょっとツッコミづらいですよね。

では、どういう相手に対してマウンティングするのでしょうか。多くは、自分より格下だと思っている場合です。ただし、「格下認定」に自信が持てず、あえて「あなたは私より格下ですよ」とあなたにアピールし、あなたがそれに屈する姿を見て「やっぱりね」と自分で納得するというのが多いです。

逆に、自分より明らかに格下だと思っている相手に対しては、優しくする傾向にあります。なぜなら、ライバルではない、同じ土俵に立っていない、という相手に対してマウンティングする必要がないからです。たとえば、自分より明らかにブスだと思っている人に対しては「可愛い~!」と言えても、もしかしたら自分よりもかわいいかも?と思える人に対しては「可愛い」と言えない心理と同じです。

人間は同じくらいのレベルで最も争いが起きやすく、先の例で言えば明らかに自分よりも格上の女優さんには「可愛い」と言い、また逆に自分よりも明らかに格下だと思った相手には「可愛い」と言います。「可愛い」と素直に言えないのは、自分と同じくらいか、もしかしたらちょっと負けてるかも?と自信を持てない相手だけです。

これは男性も同じこと。たとえば、明らかに自分のほうが年収が低く男としても魅力的でない相手には、わざわざマウンティングしません。男性も芸能人相手には「イケメン」と言う人も多いですよね。また、取締役や社長など明らかに自分より社会的地位が上の人や、自分の勤務先よりも明らかに大手・有名企業に勤めている人には、わざわざマウンティングしません。中にはそういう相手にもなりふりかまわずマウンティングしようとして反撃される人もいますが、そんな無謀なことをする人はそれほど多くありません。

マウンティングされるということは、相手にライバルだと思われているということなのです。

マウンティング女子(・おばさん)の生態

ここからはさらに詳しく、マウンティング女子(もしくはマウンティングおばさん)の生態について見ていきましょう。マウンティング女子には代表的なパターンがいくつかあります。それは、日本社会が形成してきた悪しき習慣にも起因するものもあって、「社会の風潮」を盾にしてくるのでちょっと厄介です。

(1)結婚している=偉い、優れているという価値観の押し付け

最近よくメディアでもこういう価値観の押し付けを見かけることがありますが、「結婚=偉い、優れている」という考え方は非常に厄介なマウンティングの一つです。

友達でも、「なんで結婚できないのか」ということをわざわざ指摘してきて、「こうしたら結婚できるよ」とアドバイスしてくる人、いませんか?親切を装って上から目線で指摘したりアドバイスしたりと、なかなか付き合うのも疲れますよね。また、「自分はこうやったら結婚できたよ」などと体験談を装って自慢してくる人もいます。

独身でいたい、という人に向かって「女の幸せはやっぱり結婚じゃない?」とか「気楽だけど寂しいよね」と言ってみたり、「やっぱりこどもがいると違うよ」とか「旦那のために尽くすのもいいよ」と謎なアドバイスをしてきたりと、マウンティング女子もさまざまな工夫を凝らしてさりげなくマウンティングしてきます。

(2)愚痴や相談に見せかけた自慢

先ほど女性はさりげなく、自分を卑下するような言葉をちりばめてマウンティングするとお伝えしましたが、愚痴や相談に見せかけたマウンティングもあります。

たとえば「最近残業多いんだよね。私しかできる人がいないからさ」とか「あんまり飲みに行けないんだよね。カレシが束縛すごくて」という感じですね。一瞬、愚痴かな?と思わせておいて、実はマウンティングというパターンです。

ただ、あくまで愚痴や相談のトーンなのでこちらも親身に聞かなくてはいけないのかと思わされてしまい、少し面倒な話に付き合うことになりがち。こういったカモフラージュが入ると、バッサリ切ることもできず厄介なマウンティングに付き合わされることとなります。

マウンティング男子(・おじさん)の生態

次に、マウンティングしてくる男性について見ていきましょう。男性にも同じようなパターンがあり、ストレートに自慢することもあれば、女性のようにカモフラージュすることもあります。

(1)ストレートな自慢

男性の場合は、誰がどう聞いても「それってマウンティングじゃ?」と思うような自慢話をする人が多いのが特徴です。「BMW買っちゃったから今お金がなくてさ」とか「オレ〇〇会社に勤めてるんだけど、知ってる?」とストレートに自慢してきます。

おじさんの場合には「オレたちの頃はもっと忙しかった。終電までの仕事は当たり前だった」とか「オレたちの時代は〇〇大学も今よりずっと難しかった」など、自分たちの頃の方が大変だったとか自分たちのほうがハイレベルだったということを、その時代を知らない人を相手に自慢する傾向にあります。

(2)自虐と見せかけて自慢

最近よく耳にする「自虐風自慢」というのも、男性のマウンティングにはよく見られます。代表的な例が「忙しくて2時間しか寝てない」「徹夜で仕事してた」などの「寝てない自慢」。日本は、苦労することを良しとする風紀があるためにこのような自慢が生まれるものと思われます。

また、「アイツは偉いよな。オレなんて3か国語しか話せないしさ」とか「帰国子女だからこれくらい当たり前」などと言う自分のスキル自慢、「既製服が入んないんだよね。筋トレしすぎて」とか「既製服着るとパンパンなんだよ。筋肉つけすぎたんかな」という肉体自慢など、周りで聞いているとちょっと痛々しい発言もありますが、カッコつけたがってると思えば許せてしまうレベルかもしれないですね。

(3)上から目線でアドバイス

女性でもありますが、上から目線でアドバイスすることでマウンティングする男性もいます。たとえば、「お前はもっと女の子に積極的にならなきゃモテないよ」とか「お前のそういうところが女ウケ悪いんだよな」など、女性にモテるためにどうしたらいいかということを上から目線でアドバイスしてきます。また、「もっとこうしたほうが仕事は早く終わるんだよ」とか「ここまでやらなきゃ仕事って言えないんだよ」など仕事のことで上から目線でアドバイスしてくるパターンもあります。

いずれにせよ、少し面倒に感じるこのマウンティングという行動。どう対処すればいいのでしょうか。

マウンティング女子&男子への対処法

マウンティング女子、マウンティング男子の生態が明らかになったところで、今度はマウンティングしてくる人への対処法について考えてみましょう。

(1)マウンティング女子への対処法

マウンティング女子は、とにかくあなたの情報を引き出そうと躍起になります。あなたの情報をもとに、どういうところでマウンティングできるか探しているのです。ですから、できるだけ自分のプライベートな情報を話さないようにしましょう。マウンティングしてくる相手には、マウンティングの材料を渡さなければいいだけなのです。

ただ、どんなにプライベートを話さないようにしていても、情報は知り合いやSNSなどいろんなところから入手できますし、単に外見についてマウンティングしてくることもあります。そういうときは過剰に反応せず、軽く受け流してしまいましょう。

「女の幸せは結婚だよね」と言われたときに、「そうかな?私はそう思わないけど」と張り合ったり、「人それぞれだよね」と反応したりすると、また相手が攻撃してきます。マウンティングしてくる人は基本的に、相手が自分の言ったことに納得しない限り、説き伏せようといろんなことを言ってきます。そうすると話が長くなりますし自分も疲れてしまいます。

「そうだね~」と笑顔で何度か頷いておくとか、「旦那さんと仲良さそうだもんね」と相手の喜びそうなキーワードを適当にちりばめて同意したように見せかけることで相手のそれ以上の攻撃を防ぐことができます。また、相手が食いつきそうなまったく別の問題にすり替えてしまうのも一つの手です。

(2)マウンティング男子への対処法

マウンティング男子の場合、相手のことを詮索するというよりは、とにかく自分のことを自慢したがります。特に、女性に対してマウンティングするような男性の場合、相手の女性に自分を認めてほしいという気持ちが奥底にあります。その場合は、ただただ気が済むまで話を聞いてあげれば相手は落ち着きます。

話を聞くことすら面倒なら、黙ったまま微笑んでおきましょう。相手のリアクションがないと、頭の中が冷静になって自分がマウンティングしているということに本人が気が付くことがあります。

マウンティングしてくる人のほとんどは無意識で、マウンティングしていると自覚すると急に「自分何やってるんだろう」と恥ずかしくなるんですよね。そうなるとそれ以上マウンティングをしようとは思えず、おとなしくなることがあります。逆に、マウンティングしても効果がないとわかると、ほかのことでマウンティングしようとする人もいるのでここは人によりけりです。

どの対処法が向いているのか、いろいろと試してみてください。

マウンティングされる方よりも、マウンティングする方が負担が大きい!?

マウンティングは聞く方もウンザリしますが、やっている方も意外と大変なものです。マウンティングしているときは自信満々で、周りから見ると毎日の生活が楽しそうに見えることもあるでしょう。しかし、マウンティングするときは大体自信のないときですから、マウンティングが認められないと余計に虚しくなるものです。また、マウンティングばかりする人は基本的に人から好かれず周りから人がどんどん減っていくという現象が起こるために、友達もなくしてしまうこともあります。

また、経済的な負担も大きくなります。人よりもいいものを持つことには当然ながらお金がかかりますし、自慢するにはその材料がたくさんあったほうがいいですよね。ということはたくさん、高価なものを買わなければならないため、経済的な負担がとても大きくなります。人にうらやましがられることが自分の価値を決める一つの指標となり、人にうらやましがられる自分でなければ自分を肯定してあげられなくなってしまいます。

そういうツラさを抱えているからこそ、さらにマウンティングがエスカレートすることも多くあり、自分で自分をよしと認められないことがストレスになってしまいます。

マウンティングは、やるほうも受けるほうも大変!

マウンティングはする側もされる側も、非常にストレスのたまる行為です。そもそも相手より優位だとか劣位だとか、考えて生きることは非常に大変で、自分以外のところに自分の評価軸があるのも虚しいことです。マウンティングがなぜ生まれるのか、それは自信のなさからきているものでもあり、人をねたむ気持ちからきているものでもあります。自分で自分を納得させるだけの努力をして、自分を自分で肯定してあげる。このプロセスが非常に重要なのです。

もしかしたら私もマウンティングしているかも、と思った人は、 きっと、ちょっと疲れているはずです。まずは誰かに評価されることを望むのではなく、自分で自分のことを肯定してあげられるように小さな努力を積み重ねていきましょう。

「自分が望むこと」と「誰からからうらやましがられること」を混同してはいけません。ほかの人がチヤホヤされているからと言って嫉妬する必要もありません。自分のやりたいこと、望むことをかなえるために努力してこそ、自分を認められるようになります。

マウンティングされることに疲れを感じている人は、視点を変えてみてください。相手には、ちょっと余裕がないだけです。あなたが精神的に苦痛に感じる必要もないのです。もしマウンティングされて心をすり減らしているのであれば、とにかく距離を置きましょう。イヤな人には会わないようにするのが一番の対策ですよ。