女性の年収アップの2つの方法。転職するか、あげまんになるか。

女性の年収アップの2つの方法。転職するか、あげまんになるか。


最近は政府の後押しもあり、働く女性が増えてきました。しかし、いまだに男女間の給与格差は大きいまま。もっと年収をアップさせたいと思って働いている人も多いと思います。

男性のように妊娠や出産でキャリアが中断されてしまう女性にとって、年収をアップさせることは非常に難しいことです。しかし、そう嘆くだけではなかなか現状は変わりません。そこで今回は、働く女性の年収をアップする方法について考えてみましょう。

女性が年収アップを実現できる2つの方法

生涯働き続ける女性も増え、「せっかく働くなら年収をアップさせたい」と思う女性も多いと思います。ただ、実際に年収をアップさせるにはどうしたらいいかよくわからないという人もいますよね。ここでは、どうしたら年収アップできるか考えてみます。

1.転職で年収アップ

まずは、今よりもいいところへ転職することで年収アップを狙う正攻法から。年収アップを実現する方法として真っ先に思いつくのがこの「転職」という方法ではないでしょうか。

しかし、実際に転職で年収アップする人はごく一部に限られているのも事実です。では、どんな人が転職で年収アップしているのでしょうか。

転職サービス大手DODAの調査によると、実際に年収アップを実現した人は20代後半の27~29歳の女性でした。会社の中でも「新人」を脱して「中堅」として会社の中核を担う存在になり、企業が抱く期待値が大きいこともあるでしょう。

また、20代後半にもなると業界のことも詳しくなってきて、後輩にも自分のノウハウも伝えることができます。管理職と新人の橋渡しもできる、企業にとってもユーティリティの高い層ですよね。そこを厚くしたいと、少しでも多く雇用したいと思うのは納得できます。

さらに、実力にも差が付き始める頃ですし、それと同時に給与にも差が出てくる年齢です。当然、実力はあるのに給与水準の低いところで働いている人材がいれば、少しでもインセンティブをつけてピックアップしようとするのは当然のことですよね。

しかも、この年代になると結婚や出産で産休育休に入ったり、退職したりする人も増えポストが空きやすい傾向にあります。そのため、企業側も年収の交渉には応じやすいのでしょう。このあたりが、27~29歳で年収アップを成功させやすい理由ではないでしょうか。

逆に言えば、大手企業や有名企業に勤めていても、それに甘んじて実力をつけてこようとしなかった人には厳しい状況です。企業も、自社よりも大手のところからの転職者だからと言って容易に採用することはありません。

そして、企業側と年収の交渉がうまくいかないと年収アップも期待できません。自分の要求を正直に伝えることが非常に重要です。そういうことができる自信がない人は、転職での年収アップに期待できないかもしれません。

27~29歳は、結婚や出産を機に退職する人が多い年齢でもあります。ただし、ブランク後にすぐに復帰できるほど仕事を極めている年齢でもなく、そこでキャリアを離脱してしまうと次の就職先が見つかりづらい傾向も。同期との差がつきやすい年齢でもあるため、キャリアを中断するときにはその後のキャリアをどうするか、しっかり考えてからにしましょう。

2.結婚で世帯年収アップ

年収アップの先にあるのは、可処分所得の増加ですよね。そこを目指して「年収アップしたい」と思っている人がほとんどだと思います。その意味では、結婚によって世帯年収をアップさせるのも間違った方法ではありません。世帯年収がアップすることで可処分所得も増え、今よりもいい水準の生活ができる可能性もあるからです。

結婚によって世帯年収をアップさせることはある意味当然であり、相手が不安定な仕事についていたり、所得が少なかったりしても一人のときより世帯年収が増えることは間違いないでしょう。

しかし、実際に二人で暮らすための準備をしていると、当然一人のときより家賃相場も上がりますし、水道・光熱費もアップしますよね。二人で暮らすから世帯年収自体はアップしたはずなのに、二人で暮らすための費用がかさんで結局一人あたりの可処分所得が増えない、もしくは減ったということになるのだけは避けたいところです。

結婚で世帯年収をアップさせることのメリットは、自分の仕事を今のまま続けられることです。お互いの仕事を変えることなく可処分所得の増加が実現できるのです。たとえば、どうしてもやりたい仕事をやっているとか、職場の居心地がよく離れたくないなどの理由があって転職がしづらい人もいますよね。そういう人にとっては非常に有効な策です。

ただし、この作戦の最大のリスクは「結婚できない」リスクです。確実な年収アップは期待できるけれど、そもそも結婚相手がいないというケースも往々にしてありますよね。そうなるとそもそも年収アップを結婚によって実現させることが不可能になってしまい、また別の作戦を考える必要があります。

転職で年収アップを狙うには?

それでは具体的に、転職で年収アップを狙うにはどうしたらいいのでしょうか。ここでは転職で年収アップすることにフォーカスして、その作戦を考えていきます。

1.とにかく年収が確実にアップできる求人に応募する

業種や職種を問わず、とにかくモデル年収が高い求人に応募するというのも一つの作戦です。特に、業界的に所得が低くなりやすい業界ってどうしてもありますよね。そういう業界の中で探していると、結局どこも同じような給与水準で年収アップが期待できるような求人ってなかなかないのが事実。そうなると、業種や職種に関わらずとにかくモデル年収だけを見て転職を検討するという方法が有効になってきます。

2.同業界への転職でランクアップを目指す

業界自体の給与水準がそれほど低いわけではなく、今働いている企業の給与水準が比較的低いという状態であれば同業種への転職がオススメです。同業種への転職なら、あなたの経験によっては大きく評価してもらえるところもあります。仕事の具体的なイメージがついている分、企業側も採用しやすく即戦力として迎え入れてもらえます。

そうなると企業側も年収交渉に応じやすくなり、あなたが自己アピールを怠らなければ年収アップが実現できます。同業界への転職ということであなた自身も心にゆとりが生まれますよね。転職で年収アップしたいと考えている人には最もいい方法であると言えます。

3.人手不足の業界へ転職する

企業側の需要に応えることで年収をアップさせるのが人手不足の業界へ転職することです。人手不足で多少高い賃金を払ってでも、より多くの優秀な人材を雇いたいと思っている業界へ転職することで、他業種の同世代をしのぐ年収をゲットできる可能性が大いにあります。

ただし、未経験の業界であればその分期待値も下がりますし、それに比例して期待できる年収も下がってしまう傾向にあります。それでも現状より高い水準であればいいのですが、経験ありきでモデル年収が組まれてるかどうかなど、面接時にしっかり確認しておく必要があります。

4.未経験でも応募可の求人へチャレンジする

いま働いている業界自体が、全体的に給与が低い場合に有効な手段です。これまでの経験職種にこだわらず、未経験からチャレンジできて給与水準が今よりも高い求人に絞って応募していくという方法です。未経験でもできる仕事は意外と多く、未経験歓迎と謳っているところほど教育体制がしっかりしているケースが多いので、興味はあるけれどこれまで経験してこなかった業種に腰を据えてチャレンジするチャンスともいえます。

未経験であるということがそのままハンデになるわけではなく、未経験でもやる気があるのだということを伝えれば、いち早く技術を習得して活躍できそうだと評価してもらえる可能性があります。

一度キャリアを中断させると年収アップは難しい

先述したように、結婚や妊娠・出産を理由にキャリアを中断させてしまうと年収アップが難しいのが今の日本の現状です。休んでいる分だけ同期の人とは差が付きますし、その間に後輩も育ちます。自分自身に問題がないとしても、自分がいない間に状況は刻々と変化してしまっているのです。

キャリアを中断するときには、次のことに気を付けてください。

  • 結婚を機に退職しないこと
  • 12年以上の中断は控えること
  • 復帰のときにサポートしてもらえるように穏便に中断期間に入ること
  • 上司が評価しやすい結果を残してから中断すること

結婚後も働こうと思っている人は、結婚を機に退職しないと思いますが、結婚してから子どもを産んで思うように働けるようになるまでは一つの会社で過ごすことをオススメします。

どこかで仕事を辞めてしまうと、復帰したいと思ったときになかなか採用してもらえません。たとえ、結婚して子どもがいない状況であったとしても、「結婚したんだから、すぐに子どもを産んで産休に入ってしまうかも」と採用を控えたがる企業が多いのは事実です。

また、もし子どもを産んだ後に別の会社に復帰したとしても、しばらくは子どもの体調も不安定で、早退や欠勤を余儀なくされてしまうこともあります。近くに自分や旦那さんの両親や親戚など預けられる人がいるのなら話は別ですが、保育園や幼稚園、小学校からの呼び出しは結構頻繁に起こりうることです。そうなると今度は自分の居心地が悪くなってしまいますよね。

そうならないためにも、結婚、出産を経て子育てが落ち着くまでは、1つの会社で過ごすことをオススメします。

産後1~2年で復帰するなんて、と感じる人もいるかもしれません。しかし、それ以上経ってしまうとどうしても同期の女性と差がついてしまう上に、周囲の見る目も変わってしまいます。

すぐに復帰すれば、今後もバリバリ仕事をやっていくのだろうという心構えで周囲の人も見てくれますが、4年も5年もブランクがあって戻ってくるとなると状況も変わっていますし、経験も役に立たないものになっている可能性があります。そもそも、それだけ時間が空いてしまうと周囲もバリバリ仕事をしたいのだろうと思えなくなってしまいます。

また、復帰しやすい環境を自分で整えておくことも大事です。引継ぎは丁寧にしておいて、妙な恨みを買わないようにしておきましょう。その後の人が仕事をしやすいようにマニュアルをまとめておくのも大事です。「ここまでしてくれたんだ」と、あなたの存在を有難く感じるきっかけにもなります。

そして最後に、とにかく結果を残すことが重要です。結果を残して、上司に「この人は必要不可欠な存在だ」と認識させてから、産休や育休に入るようにしてください。職場のみんながあなたの復帰を待っている、という状況で産休や育休に入るのが一番理想的です。

男女の収入格差を埋めるには?

男女の収入格差が大きいのは有名な話ですよね。しかし。そのギャップをどう埋めていくかと言う話はあまり俎上に載せられることはありません。男女の収入格差がどこで生まれるのかというのはいくつかポイントがあります。

一つは結婚や出産・育児などをきっかけに退職して、パートタイム労働者として勤務するために平均値を取ったときに女性の収入が低くなること。

さらに、女性管理職が少ないことも一つの理由ですよね。管理職はまだまだ圧倒的に男性の方が多く、管理職になればその分収入は上がります。逆を言えば、管理職がダントツに少ない女性の場合は管理職の人の割合も少ないがゆえに、男性よりも収入が低くなってしまうのです。

こうならないためには何が必要なのでしょうか。管理職が少ないことが男女の所得格差の理由であるというのなら、女性の管理職層を増やせばいいのです。もっとミニマムな話で言えば、自分が管理職を目指してみてもいいと思います。周りを引っ張っていく対応のリーダーを想像して、「私には無理」と決めつけるのは非常にもったいないことです。自分とチームがよりよく仕事をするための管理職を目指すのも一つの手です。

また、副業で収入をアップさせることもできます。最近は副業も珍しいものではなくなってきましたし、自分が楽しんで続けられる副業を始めてみるのもいいかもしれませんね。

結婚で年収アップを狙うには?

さて、結婚で世帯年収をアップさせたいと思ったらどうすればいいのでしょうか。まず、専業主婦はあきらめなければなりませんよね。二人の収入を合わせてよりよい生活をしようという考え方に改めなければ、結婚での世帯年収アップは実現できません。

また、よくありがちなのが、共働きでがんばっているけれど外食や無駄遣いが多く、結局お金が貯められないというパターン。共働きだからこそ、お金を出して解決できるサービスに頼ってしまうというのはよくありがちです。ただ、そうするとやっぱり無駄なお金がかかってしまいますよね。結果的には可処分所得の増加が見込めなくなってしまいます。

そこで、”貯められる”夫婦になるために、最低限以下の3つのことを守ってみてください。

  • 二人で協力して「1週間に使うお金」を決める
  • お金に関するコミュニケーションをしっかりとる
  • 先取り貯金で将来に備える

よくある方法として、お小遣い制だけを採用するとどうしても不満が出てしまいます。そこで、お互いにお小遣い制にして、二人での出費は一つのお財布に別でプールしておくことをオススメします。たとえばお小遣いとは別に2万円ずつ一つの財布に入れておいて、二人で出費するものはそこから出費する。たとえば、外食費や家事代行などの費用、旅行費はそこから出せばフェアで、計画的にお金を使うこともできます。

何かを買う相談をする習慣をつけることも大切です。大きなものでも小さなものでもです。きちんとコミュニケーションを取ることで無駄遣いや出費のダブりを抑えることができます。また、将来のための貯金は先取り貯金で着実に貯めておくことをオススメします。

究極の年収アップ術?旦那さんの稼ぎをサポートしよう!

最後にご紹介するのは、旦那さんをしっかりサポートして旦那さんの年収をアップさせましょう、という方法です(「あげまん」な女性になるということですね)。ある意味、究極の年収アップ術と言えます。旦那さんとのコミュニケーションにもつながりますし、一度やってみてはいかがでしょうか。

具体的には、以下のようなことをやってみてください。

  • 旦那さんの行いを褒めること
  • 仕事をしている旦那さんを認めること
  • 「喜ぶ顔が見たい」関係を構築すること

男性は、奥さんの喜ぶ姿を期待しています。それなのに「給料下がったね」とか「ボーナス全然出てないね」などとモチベーションが下がるようなことを言うのは絶対NGです。

その代わりに、「今月もお疲れ様でした」とねぎらってみたり、「ボーナス出たら温泉行こう!」などと嬉しそうにしてみたりすることで男性のモチベーションに繋がります。また、相手の仕事のがんばりを認め、「本当にがんばっているよね」「尊敬しているよ」などと相手を敬ったりねぎらったりする思いやりの言葉をかけてあげましょう。「一緒にがんばろう」と声を掛けるのも有効です。

また、妻の喜ぶ顔が見たい、と旦那さんが思ってくれるような関係を維持し続けることも非常に重要です。二人の良好な関係が、旦那さんの仕事を頑張るモチベーションになるんですよ。

年収アップは「備えあれば憂いなし」!

年収アップってとても難しいことですよね。しかし、しっかりと作戦を練って備えることで、転職も結婚も年収アップにつながるのです。

年収アップの方法はいくつかありますが、それぞれ自分に向いたやり方もありますし、自分が置かれている状況によって最適な答えって見えてくるはずです。まずは作戦を立てて、自分にはどの方法が一番適しているのか考えてみてはいかがでしょうか。