夢を阻む一番の壁は嫁!?嫁ブロックを突破する3つの方法

夢を阻む一番の壁は嫁!?嫁ブロックを突破する3つの方法


「働き方改革」という言葉をよく耳にするようになり、自分の働き方について振り返ってみたことがある人もいるのではないでしょうか。また、その中で「会社でわざわざ働かなくてもいいかも」と思ったり、「自分ひとりの力でも十分にやっていけそうだ」と感じている人もいると思います。

最近は人手不足もあって需要も増えており、さまざまな仕事をフレキシブルに引き受けてくれるフリーランスに業務を依頼する企業も増えています。そして、フリーランスとして活動する人も増えていますよね。しかし、フリーランスに転向するためにはいくつかの大きな壁があることをご存知でしょうか。その中でも非常に解決するのが難しいのが「嫁ブロック」です。

今回は、この「嫁ブロック」を乗り越えてフリーランスとして活動するためのヒントをお話します。

そもそも嫁ブロックとは?

まずは、「嫁ブロック」という言葉の意味から。その言葉からもイメージできる通り、主に旦那さんの転職や起業に関する意見や意向に対して、奥さんが反対を示すことを言います。簡単に言えば、旦那さんが「転職したい」とか「起業したい」と奥さんに伝えたときに、「今よりも年収が下がって安定性も期待できないような企業への転職はやめて!」「起業なんかしてどうするの?無理だよ!転職はやめて!」という感じで反対されることですね。

ここだけ聞くと、奥さんが悪者のように思えるかもしれませんが、そう思う前に、そもそもなぜ嫁ブロックが発生するのかを見ていきましょう。

ちなみに、「嫁ブロック」という言葉が一番メジャーですが「旦那ブロック」や「親ブロック」などという言葉もあります。男女にかかわらず、身内や生活を共にするような人からの反対を受けて転職や起業をあきらめる人がいるということですね。では、そもそもなぜ転職や起業が身内に反対されるのでしょうか。ここではフリーランスになる際の「嫁ブロック」について、重点を置いてご紹介していきます。

「嫁ブロック」が起こる要因は5つ!

さて、「嫁ブロック」をはじめとした身内による転職や起業の阻止はなぜ起こるのか。主な原因は5つあると考えられます。一つずつ見ていきましょう。

(1)給与

まず一番大きな要因としては、給与です。配偶者の収入が減るかもしれない、という転職や起業に関しては特に反対が起こりやすくなります。生活を共にしているわけですから、収入が減るような転職に賛成できるはずがありませんよね。また、収入が安定しない可能性が高い起業も同様です。フリーランスも同じことですよね。安定が安定しないということは1つの大きなリスクです。毎月の収入が変動してしまうと家計を管理するときにどうしたらいいか方針が定まりませんし、毎月コンスタントに貯金することも難しくなります。また、フリーランスはクレジットカードや住宅ローンの審査も厳しくなってしまうと言われていることも、配偶者にとっては不安の要素となります。

奥さんが専業主婦の場合、もしくは配偶者控除の対象となる範囲でのパートタイム労働者の場合には不安はより一層大きくなります。旦那さんの収入が安定しなくなるということは自分ももっと働かなくてはならないかもしれません。そうすると、一度結婚や出産によって中断したキャリアを再開させなくてはなりませんよね。

しかし、そもそも中断期間が長い場合には安定した雇用形態で雇用してもらえるかという問題もありますし、たとえ中断前と同じ仕事に就くとしても知識や技術は使っていない分、確実に衰えています。また、同世代でバリバリ仕事をしてきた人には到底かなわず、職位も給与もスキルも大きな差がついていて職場で多大なストレスを抱えるだろうということは想像に難くないですよね。

さらに、起業やフリーランスは多忙を極めるイメージが強く、一日中仕事をしていることになるのでは、と奥さんは考えます。そうなるとまず何が懸念されるか。家事や育児のことです。基本的に、フリーランスという仕事は出来高制であり、やればやるだけ報酬がもらえます。必ずしも仕事量に報酬が比例するとは限りませんが、仕事を増やせば収入が増えますし減らせば収入も減ります。

ということは、ある程度まとまった収入を得るためにはたくさん働かなくてはならず、奥さんからしてみると共働きなのに家事も育児も折半してくれない状況というのが当然想定されるわけですよね。

旦那さんがフリーランスになりたいと言い出すことによって、仕事のこと、収入のこと、家事のこと、育児のこと、この4つが一気に頭をよぎります。収入が減るうえに自分が今より働きに出て、家事もやって育児もやるなんて、現実的ではないと感じるんですよね。そう考えると、奥さんがとりあえず「フリーランスになるなんてやめて」と言うのは納得できるのではないでしょうか。

(2)安定性

先ほどもご紹介しましたが、収入が安定しないことは大きなリスクです。貯蓄がコンスタンントにできないということは、その分、老後のゆとりある生活やマイホームの夢が遠ざかるのです。貯蓄できない月が1か月、さらにまた1か月…と続いていき、貯蓄できないことが当たり前になってしまうという事態を危惧しているのです。

先ほどもお伝えしましたが、フリーランスであればローンを組むのも難しくなってしまいますし、さまざまな契約に制限を受けます。住宅ローンを組めないとなると、現金で購入しなければなりません。しかし、一度に家を買うだけの現金ができることも現実的ではありません。そうなると、ローンが組めないがゆえにマイホームの夢をあきらめざるを得なくなるのです。

また、収入だけでなく仕事量が安定しないことも奥さんにとっては非常にストレスを抱える問題です。仕事量に波があると、家族の計画も立てづらいですし、いろんなものを犠牲にしてまでやらなければならない仕事もたくさん出てきます。

たとえば、会社であれば「休みなので月曜日に連絡します」で済むようなことも、フリーランスとなるとそうはいかないのが現実です。確かに、無理強いしてくるクライアント側の責任ではあるのですが、早急に対応してほしいと言われて夜遅くまで仕事をし、朝早くからまた仕事に取り掛かるということもよくあります。規則正しい生活ができなくなることで体を壊すリスクもありますし、家族も落ち着かないですよね。仕事が最優先になってしまうために、家族の生活が崩れてしまう可能性があります。

(3)休日

フリーランスには休日という概念がほとんどありません。というのも、会社のように「定休日」を掲げているフリーランスは少なく、とりあえず自分の中で仕事をうまく調整して自分なりに「休みの日」を作るという働き方の人が多いからです。

となると、奥さんに合わせて休みが取れなかったり、子どもが休みの日に遊びに連れて行ってあげられなかったりという事態が起こるのです。そうなると子どもも不満が溜まりますし、奥さんとゆっくりすることもできなくなって家族全体のコミュニケーション不足に繋がります。

休日も見境なしに仕事をしているイメージが強いフリーランスという働き方に、奥さんが反対するのも仕方のないことなのかもあしれません。

(4)勤務地

奥さんにとって大きなストレスとなるのが、意外にもフリーランスの働く場所です。フリーランスでも外に出て仕事をする人もいますが、多くのフリーランスの人は自宅で作業をしますよね。これまで専業主婦だったりパートタイムで働いていたりしていた奥さんにとって、一日中、家に旦那さんがいるというのもストレスなのです。

といっても、存在自体が鬱陶しいという意味ではなく、自分のペースで家事をしたり自分のペースで食事をとったりできないことがストレスの原因となるのです。旦那さんが仕事の途中に「お腹すいた」と声を掛けてきたらその場で家事を中断し、ご飯を作ってあげなければならないというのは意外と大きなストレスです。また、産休や育休で家にいる奥さんにとっては、子どもの世話に加えて旦那さんのお世話もしなければならないのかと考えると、非常に億劫に感じてしまいます。

ごはんも自分ひとりなら気を遣わなくて済むものの、働いている旦那さんに出すとなればそれなりに気を遣います。そういったやさしさゆえの心遣いで、奥さんにストレスが溜まる可能性もあります。

もちろん家にいるときは自分のことは自分でする、という方なら奥さんにそれほど大きなストレスを感じさせることはないでしょう。ここを説得材料にするのも一つの手です。

(5)タイミング

普段なら反対しない奥さんでも、タイミングが悪いために反対している可能性があります。たとえば、わかりやすい例で言えば出産を控えているとか、傷病により奥さんが休職しているときなどです。

これから大きな変化を迎えようとしているときや、収入が不安定になっているときなどに「フリーランスになる」と言ってしまうと、大きな反対に合うことはほぼ間違いないでしょう。奥さんとのコミュニケーションが非常に重要となってきます。 

なんとなくお気づきかもしれませんが、転職とフリーランスを比べるとフリーランスのほうが反対される確率は高いです。転職はあくまで所属する会社を変えること、フリーランスは会社という組織から独立することを言いますよね。今の日本では組織に属していることがある種のステータスであり、生活のセーフティーネットとなっています。セーフティーネットのないフリーランスになると言われると反対されやすいですよね。

たとえば逆に、奥さんが喜ぶ転職とはどういう転職でしょうか。給与が上がる、知名度の高い企業へ転職する、より安定した好待遇な企業へ転職するなどのシチュエーションなら、奥さんの反対に合うことはまず考えにくいでしょう。さらに「転職する。上司にはもう辞めると言ってある」と奥さんに宣言してしまえば、反対に合う確率は下がります。もう辞めると言ってしまった以上、後戻りはできないし、それなら次の職場で頑張ってもらおうと切り替えができるのです。

逆に「フリーランスになりたいんだけど…」と煮え切らない態度で相談を持ち掛けると、フリーランスとして生きていくことへの不安を強く感じて嫁ブロックに合う可能性も高くなってしまいます。

嫁ブロックを回避する方法とは?

嫁ブロックの原因と理由についてご紹介しきました。今度はいよいよ嫁ブロックを回避する方法についてです。

(1)貯金しておく

先ほどもお伝えした通り、奥さんにとって最大の不安は収入です。そのため、まずはお金のことについての不安や心配を取り除く一つの材料として、お金を十分に貯めておきましょう。理想は、少なくとも1年間は収入がなくても暮らしていけるくらいの金額を貯めておくことです。もしくはフリーランスになる前の仕事でもらっていた年収とほぼ同額程度を貯金しておくと安心ですね。

たとえば月収25万円の場合、だいたい年収は350万〜400万円ほどになると思います。それなら400万円ほど貯金しておくと安心ですね。

(2)売上目標を設定する

ビジョンが明確になっていないことも、奥さんにとっては不安の一つです。たとえば事業計画とまではいかなくても、どういう仕事でどれくらいの報酬を得て、どうやって仕事の持続性を保つのかということを具体的に説明する必要があります。

そのためには、会社でプロジェクトを進めるのと同じように、週次・月次で売上の目標を設定する必要があります。週次や月次でまとまった金額を売上として計上することができれば安心ですよね。あとは事業をどう続けていくかということです。

その売上をつくる、どのような営業活動を行うのか、どのようなアクションで仕事を取りに行くのかということもはっきりと示すことが大事です。フリーランスになったときに仕事がもらえるよう、友人や知人に話をして内々で握っておくのもいいですね。こういう人から今後は仕事をもらっていくら売上を出します、コストはこのくらいなので利益としてはこれくらいです、という計画を具体的な数字で明示してみましょう。

また、その際に必要なのは実績です。いくら素晴らしい売上目標を掲げたとしても、それが奥さんにとって現実味のない数字であれば説得力はありません。たとえば副業として始めてみて、これくらいの時間をかけたら月に〇〇円くらいは稼げる。これを本業にしたら、このくらい時間がかけられるから月に〇〇円は売上が上がるはずだ、と言えば、実績が伴っていますから反対しづらいですよね。

こうしたことをこまめにコミュニケーションの中で奥さんと共有していきます。最初は奥さんの反応はよくないかもしれません。しかし、奥さんが嫌な顔をしても真面目に話をして奥さんを巻き込んでしまうのです。奥さんから「こうしてみたら?」という提案が聞けるようになったらかなり心を開いてくれた証拠です。

まずは少しずつでいいので実績を積み上げること。そして、どんな人から仕事が受注できそうか探してその人脈を提示すること。さらなる拡大と持続のために、どんな営業活動をする予定なのかをスケジュールとともに出すこと。こういった地道な活動こそが嫁ブロック対策になり、奥さんからも応援されるためのポイントなのです。

他にもある!〇〇ブロック!

冒頭で少し触れましたが、「嫁ブロック」以外にも〇〇ブロックという言葉がいくつか存在します。あなたも思い当たることはありませんか?

親ブロック

親から就職や転職、起業などに反対されることを言います。特に社会人としては先輩である親からのブロックには説得力があり、つい流されてしまう人も多いようですね。ただ、自分がやりたいことは自分にしかわかりませんし、結局最後に責任を取るのは自分です。親の勧めで入った会社が最悪で、すぐにでも辞めたいという状況になったとしても、親はあなたの代わりに働いてくれませんし、あなたの代わりに転職活動をしてくれるわけでもありません。

彼女ブロック

奥さんだけでなく、彼女からもブロックされることがしばしばあるようです。特に結婚を考えている彼女で本気度が高い場合、すでに奥さんのような気持ちで転職や起業に反対する女性が多いようですね。彼女の場合、奥さんとは違って生計を一にしているわけでない場合も多く、反対されても押し切る人もいます。しかし、彼女の場合は別れるという切り札もあるため、残念なことではありますが、彼女ブロックを打破して破局したカップルもいます。

夫ブロック

これは少し他とは毛色が違い、旦那さんのブロックで働けない、もしくはフルタイムで働けないという人が多いようです。奥さんには専業主婦でいてほしいとこだわる旦那さんや、家事は絶対したくないからフルタイムで働いてほしくない、という旦那さんも。奥さんにとって働くことは、ただ賃金を得るためのものではなく、社会的なかかわりを得たり様々な体験によって自己を成長させたりする機会でもあります。しかし、そういった部分には目を向けず、奥さんの行動を制限して自分の思い通りに操ろうとするのが夫ブロックの特徴と言えます。

嫁ブロックは作戦を練って攻略を!

嫁ブロックは実際に生計を一にする配偶者からの言葉であるがゆえに、非常にリアルで時々ドキっとするようなことを言われることもあります。長年一緒に過ごしてきたパートナーだけあって、あなたの心に響く言葉を知っているので、丸め込まれてしまうケースも非常に多いのです。しかし、それでいいのでしょうか。自分の人生は自分で責任を負うしかありません。嫁ブロックで自分の夢が潰えても、それは誰が責任を取ってくれるわけでもないのです。

嫁ブロックでやりたいことができなくなってしまわないよう、フリーランスになりたいと告げる前にしっかりと作戦を立てて備えることが大切です。十分に準備をして、奥さんを説得してみてくださいね。