医療保険

【FP監修】医療保険はネット?それとも対面?どちらがおすすめ?加入方法とメリット・デメリットの比較

医療保険への加入を検討するとき、ネット経由で加入するか、営業マンなどと対面で加入するか選ぶ機会があります。どちらを選ぶかで、あなたが加入できる医療保険の選択肢が広がるか狭くなるかが決まります。ただ、どちらにもメリット・デメリットがありますので、ここでは医療保険の一般的な加入の仕方(ネット経由、対面)と、それぞれの特徴について解説したいと思いますので一緒に見ていきましょう。

医療保険の加入の仕方

医療保険に加入するとき、今までは保険会社の営業マンから加入することが多かったかもしれませんが、今では保険会社以外の代理店やネット経由で加入できるものも増えてきました。では、営業マンなどに直接相談して加入する方法と、ネットで加入する方法では、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。

営業マンなどに直接相談して加入する方法

医療保険に加入する方法には、直接相談して加入する方法があります。相談できる場所はさまざまで、私たちは次のようなところから自分で選ぶことができます。

保険会社

保険会社に所属する営業マンから加入、一社専属なので他社の保険を選ぶことができないのがデメリット

保険代理店

複数の保険会社を取り扱う代理店なら保険を選ぶ幅が広がるが、自分でどこに相談するかを選ぶ必要がある

保険ショップ

仕事や買い物の合間に立ち寄ることができる利便性があるが、自宅や職場の近くに店舗がない場合には相談がしづらい

独立系FP

経験豊富なFPに相談できるメリットはあるが、FPごとに得意不得意があるので、自分の相談内容に満足できる対応ができるFPに相談できるとは限らない

銀行、証券会社

銀行や証券会社内に口座を持っている人は契約の管理がしやすいが、投資性商品が多く、自社の販売したい商品ばかり提案される可能性もある

企業内代理店

グループ保険などより割安で保険に加入できる可能性もあるが、代理店の都合で商品の提案をされるケースも多い

副業代理店

カーディーラーや不動産業者に多く、自動車購入や賃貸契約と一緒に契約ができる利便性はあるが、保険業務以外の業務が主になるので手厚いサポートが受けられないことが多く、商品の種類も少ない傾向がある

このように、それぞれでメリット・デメリットがあるので、自分はどうしたいのか明確に決めて選ばなければ、自分にぴったりの医療保険を選ぶことはできないかもしれません。

ネットで加入する方法

ネットで加入する場合、インターネットに接続されているパソコンやスマートフォン、タブレットさえあれば、Web上で加入手続きを完了させることができます。ただし、健康状態によっては加入できない場合もありますので、手続きが簡単でも必ず加入できるとは限らないということは覚えておきましょう。では、次にネットで申し込みが完結する医療保険の種類について見ていきましょう。

 

ネットで申し込みが完結する医療保険の種類はどのくらいあるのか?

ネットで申込が完結する医療保険には、終身医療保険、定期医療保険、女性専用医療保険などの種類があります。それぞれの特徴は次の通りです。

終身医療保険

終身医療保険は、一生涯にわたり保障が継続する医療保険で、老後の医療費の心配がある人にはおすすめです。契約したときの保険料は一生変わらないので、若いうちに契約すれば毎月の保険料負担は少なくなります。ただし、終身払にした場合には保険料を払い込む期間が長くなるので、トータルで支払う保険料の総額が多くなることがあります。

定期医療保険

定期医療保険は、10年や15年と期間を決めて保障する医療保険で、病気やケガが心配な一定期間だけ医療保障が欲しいという希望がある人におすすめです。保障期間が短いので、その分だけ保険料が安いのがメリットですが、保障期間が満了すると自動更新により新たな年齢で保険料が再計算され、保険料が上がることがありまが。ただし、60歳満了などの歳満了タイプの医療保険は自動更新ができないので注意が必要です。

女性専用医療保険

女性専用医療保険は、女性しか加入することができない医療保険です。入院給付金や手術給付金などの基本的な医療保障をベースに、女性疾病で入院したときに女性入院給付金などが上乗せされます。女性専用医療保険は、女性疾病保険ともいわれ、入院給付金だけでなく、手術給付金、先進医療給付金、三大疾病入院、女性がん入院給付金など様々な特約をつけることができます。また、満期金を受け取ることができるタイプや、一定期間経過するごとに祝い金を受け取ることができるものもあります。

保障期間も10年や15年などの定期タイプと、一生涯にわたり医療費を保障する終身タイプがあります。

その他、がん保険や三大疾病保険など

ネットで申し込みが完結する医療保険には、がんに特化して保障するがん保険や、三大疾病の所定の状態と診断された場合に給付金を受け取ることができる三大疾病保険などもあります。

これらの保険は対象となる疾病をしぼった保障内容となっているので、通常の医療保険よりも割安な保険料で加入できるものも多くあります。このようにネットで申し込みが完結する医療保険にはさまざまな種類があることがわかりました。

では、ネット完結型の医療保険にはどのような特徴があるのでしょうか?

ネット完結型の医療保険の特徴

ネット完結型の医療保険には主に3つの特徴があります。

  • 保険料が安い
  • 申し込みや告知などの手続きがシンプル
  • 保障内容も充実している

では、それぞれ具体的に見ていきましょう。

保険料が安い

まず、ネット完結型の保険全体にいえることですが、保険料が直接相談して加入する保険と比べて安く加入することができます。医療保険に関しても同じで、ネット完結型の医療保険は保険料が安くなる傾向にあります。

1. ネットで完結するため商品の説明や手続きに人件費がかからない
2. 支社や支店がないため、土地建物の費用がかからない
3. 保障がシンプルなものが多く特約も少ない傾向にあるため保険料が安い

ネット完結型の医療保険にはこのような特徴があるため、保険料が安くなる傾向があります。また、保険料だけではなく手続き上のメリットもあります。

申し込みや告知などの手続きがシンプル

そもそも医療保険の申し込みの際の診査は告知書扱いですので、手続きがシンプルです。さらにネット完結型の医療保険の場合、Web上で手続きが完結しますので、紙面に必要事項を記載する手間がありません。告知書だけでなく、申込手続きや意向確認、引落口座やクレジットカード決済の手続きもすべてWeb上で行えますので、インターネットに接続しているパソコンやスマートフォン、タブレットさえあればいつでもどこでも簡単に手続きをすることができます。

保障内容も充実している

これまでネット完結型の医療保険はシンプルな保障内容のものがほとんどでしたが、今では直接相談して加入するタイプの医療保険と保障内容では遜色ないものも増えてきています。直接相談して加入するタイプの保険でもネットで加入手続きができるものも出てきていますから、加入希望者の選択肢は増えてきているといえるのではないでしょうか。

では、ネットと対面加入ではどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。それぞれのメリット・デメリットについて見ていきましょう。

ネットと対面加入のそれぞれのメリット・デメリット

ネットと対面加入とでは、それぞれメリット・デメリットがありますので、あなたが希望する保障があるかどうか、保険料は安いか、加入手続きはシンプルかどうかなど、ポイントをしぼって解説していきます。

ネット加入の保険のメリット・デメリット

まずネット加入のメリット・デメリットを見てみましょう。

ネット加入のメリット

→ 保険料が安い
→ 保障内容がシンプルでわかりやすい
→ ネットさえつながっていれば、いつでもどこでも手続きが可能
→ 自分で探して選ぶことができる

ネット加入のデメリット

→ 自分で探して選ばなければいけない
→ 保障内容を自分で決めなければいけない
→ 営業担当のような手厚いサポートは受けられない
→ 必要な手続きは自分から保険会社に連絡をして行う必要がある

このように、「なんでも自分で決めることができる」「シンプルで安い」というメリットがある反面、すべてが自己責任です。自分で保障内容を決めることで、もし自分に合っていない保障を選んでしまっても、誰もそれを指摘や修正をしてくれないということも覚えておきましょう。

対面加入の保険のメリット・デメリット

では次に、対面加入の保険のメリット・デメリットについて見てみましょう。

対面加入の保険のメリット

→ 商品の説明を口頭で受けることができる
→ 納得するまで何度でも会って話すことができる
→ 困ったときにいつでも相談することができる
→ 加入している保険以外の相談もすることができる

対面加入の保険のデメリット

→ 会うためのスケジュールを調整する必要がある
→ 手続きが対面なので面倒なところもある
→ 解約するときに担当に言い出しにくい
→ ネット完結型の保険に比べて保険料が高くなる傾向がある

このように、対面による安心感があることが最大のメリットでもあり、その反面、それが煩わしいと感じることもあるのがデメリットでもあります。ただ、保障内容や保険商品を選ぶとき、専門家のアドバイスを聞いて判断したいというのであれば、経験や知識が豊富な信頼できるFPに相談してみるのもおすすめです。

まとめ

医療保険の加入を検討する場合、ネットで申し込むか、それとも対面で加入するか悩むことがあったかもしれません。しかし、それぞれのメリット・デメリットを把握すれば、あなたにぴったりの医療保険を見つけることが可能になります。ただ、もし医療保険選びに悩んだりすることがあれば、そんなときはFP(ファイナンシャルプランナー)に相談してみることをおすすめします。特に複数の保険会社の取扱があり特定の金融機関に属していない独立系FPであれば、ネットでも対面加入でも、どちらの医療保険に関しても平等に説明を受けたり、保険の相談をすることが可能です。

ネット加入か対面加入かで悩んでいるなら、ぜひ一度独立系FPによる保険相談を試してみてください。

  • この記事を書いた人
相川 博史

相川 博史

2級FP技能士、トータル・ライフ・コンサルタント(生命保険協会認定FP)、住宅ローンアドバイザー。外資系生命保険会社、保険代理店において20年近く営業職員として勤務。執筆分野は生命保険、損害保険、家計見直し等。テクノロジーにも精通しており、自ら複数のWebサイトの運営も行う。3人の子育てパパ。

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