医療保険

【FP監修】医療保険の保険料の平均は?女性に必要な保障は?

更新日:

仕事もプライベートも充実してきて、自分の健康が気になってくる人も多いはず。もし病気になったら、もしケガをして入院や手術が必要になったら、そんな不安を感じたことがある女性も多いのではないでしょうか。突然の病気やケガで入院や手術をしたときにお金が受け取れる医療保険は、そんなあなたの不安を軽くしてくれる大切な存在となります。そこで、医療保険の加入を検討するときに目安として知っておきたい保険料の目安や、女性に必要な保障は何かなどについて紹介しますので参考にしてみてください。

20代30代女性の医療保険の平均は?

生命保険文化センターの「生命保険に関する全国実態調査(平成30年度)」※1によると、世帯主の加入している保険の疾病給付金日額の平均は9.9千円となっていて、全体としては5,000円以上7,000円未満が24.2%と最も多いことがわかっています。また、年齢別で見ると、29歳以下が9.1千円、30歳~34歳が9.4千円、35歳~39歳が10.9千円と年齢が上がるにつれ、加入する入院給付金の日額が上がっていることがわかります。

同資料で女性(妻)が加入している保険の疾病給付金日額を見ると、平均が8.4千円と世帯主と比べて安く設定していることがわかります。全体としても5,000円以上7,000円未満が29.7%と最も多く、年々金額が少なくなっていることもわかっています。また、年齢別で見ると、29歳以下が7.9千円、30歳~34歳が8.1千円、35歳~39歳が9.3千円と30代後半で給付金日額が上がっているのは、厚生労働省の「平成 29 年(2017)人口動態統計月報年計(概数)の概況)※2にまとめられているように、第一子の出産が30代以降に多いことが原因のひとつにあげられていることも理由のひとつといえます。

また、保険料については、インターネットで見積もりができる保険会社のホームページで簡単に計算することができます。例えば25歳女性であれば、毎月2,500円ほどで医療保険に加入することができます。

25歳女性
終身医療保険
入院日額10,000円(1入院につき60日まで)
保障期間(保険期間):終身
保険料払込期間:終身払い
→ 保険料:2,647円 ( 詳しい保障内容は各保険会社でご確認ください )

※1 出典:生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査(平成30年度)」より
※2 出典:厚生労働省「平成 29 年(2017)人口動態統計月報年計(概数)の概況)より

女性専用の医療保険や女性疾病特約とは?

医療保険への加入を考えたとき、その保障内容がどのようなものかはしっかりと確認・検討する必要があります。女性の場合、特に心配になるのが女性特有の病気である「女性疾病」の保障があるかどうかではないでしょうか。女性疾病の対象となるのは、乳がんや子宮がん、子宮筋腫、出産時の帝王切開や切迫早産などで、これらを理由に入院したときに女性疾病入院給付金が支払われます。

そこで、女性専用の医療保険とはどのようなものか、女性疾病特約とはどのようなものかを、その保障内容から確認してみましょう。

女性専用の医療保険の保障内容

女性専用の医療保険といいますが、一般的な医療保険でも女性が加入することは可能です。また、女性専用の医療保険でなくても女性は保障の対象となっていますし、女性特有の病気になって入院や手術をしても保障の対象となります。女性専用の医療保険は「女性保険」「女性疾病保険」などという名前で保険会社から販売されていて、一般的な医療保険に上乗せして入院給付金を支払うものをいいます。

  • 女性疾病入院給付金
  • 疾病入院給付金(病気)
  • 災害入院給付金(ケガなど)
  • 手術給付金

このような保障内容で、例えば女性疾病で入院したら日額10,000円、女性疾病以外の病気やケガで入院したら日額5,000円というように保障内容が設定されています。保障期間は一生涯のものから一定期間だけのものまで自由に選ぶことができ、保険料の支払いも有期払と終身払から選ぶことができます。女性専用の医療保険は、通常の医療保険に女性疾病入院給付金などがプラスされているので、保険料は通常の医療保険よりも割高になります。ただ、「通常の疾病入院日額10,000円」よりも「女性疾病入院日額5,000円+通常の疾病入院日額5,000円」のほうが、同じ女性疾病で入院して1日10,000円受け取るなら、通常の医療保険で1日10,000円受け取るよりも保険料は安くなります。

また、女性専用の医療保険には祝い金がついているものもあり、契約して一定期間が経過して生存していた場合には、支払った保険料の一部が戻ってくるタイプのものもあります。ただし、祝い金のあるタイプの保険は、祝い金のない保険と比べて保険料が高くなりますので、しっかりと保障内容と保険料を確認して加入するようにしましょう。

女性疾病特約の保障内容

女性疾病特約は、死亡保険や医療保険に女性疾病保障がついたものです。保障内容は、女性専用の医療保険と同じで女性疾病入院がメインとなりますが、保険会社ごとに細かい内容に違いがありますので、事前に必ず保険会社に確認しておくようにしましょう。また、同じ保障内容であれば女性専用の医療保険よりも特約のほうが保険料が安くなりますので、加入する場合には必ず両方の保障内容と保険料を比較して検討することをおすすめします。

女性疾病保障の必要性

医療保険を検討する女性なら一度は考える「女性疾病保障は必要?」という疑問ですが、では実際のところ女性疾病保障は必要なのでしょうか?

女性疾病保障は、通常の病気やケガでの入院保障にさらに女性疾病での保障を上乗せするものです。ですから、女性疾病保障をつけていなくても通常の入院保障さえあれば、女性疾病で入院しても保障はされます。ですから、女性疾病保障をつけていないと女性疾病は保障されないということはありません。

また、女性疾病で入院をしたら必ず高額な費用がかかるとも限りません。長期入院をしても高額療養費制度※4や傷病手当金※5などを利用することで医療費を抑えることができます。ただし、これらを利用しても長期間の治療で仕事ができないことにより収入が減ったり、治療費がかさむことが心配な人は女性疾病保障を上乗せすることも間違いではありません。ですから、女性疾病保障を検討する際には、自分が心配なことと保障内容、保険料をしっかりと確認して加入するようにしましょう。

※4 高額療養費制度とは、医療費の自己負担が家計を圧迫しないように、医療費の自己負担に一定の歯止めを設ける仕組みです。詳しくは厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」をご覧ください
※5 傷病手当金とは、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。詳しくは全国健康保険協会のホームページをご覧ください

まとめ

健康が気になりはじめて医療保険を検討することになったら、まずは医療保険の保障内容や女性疾病の保障内容を確認しましょう。そして、自分が心配なことを保障してくれそうな保険会社の医療保険を選び、女性疾病保障をプラスするかどうか検討しましょう。

ただ、もし医療保険選びが難しいと感じたら、自分だけで判断せずに保険のプロに相談してみましょう。おすすめなのが保険会社に所属していない独立系FP(ファイナンシャルプランナー)です。独立系FPなら無理な勧誘をすることもないので、初めてでも安心して保険の相談をすることができます。医療保険はどれを選ぶべきか、女性疾病保障をつけるべきか迷ったら、独立系FPに一度相談してみましょう。

  • この記事を書いた人
相川博史

相川 博史

2級FP技能士、トータル・ライフ・コンサルタント(生命保険協会認定FP)、住宅ローンアドバイザー。外資系生命保険会社、保険代理店において20年近く営業職員として勤務。執筆分野は生命保険、損害保険、家計見直し等。テクノロジーにも精通しており、自ら複数のWebサイトの運営も行う。3人の子育てパパ。

-医療保険
-, , , , , , , , , , , , , , , ,