生命保険

世界における生命保険の歴史について

生命保険文化センターによると、日本人の生命保険の加入率は8割を超えています。多くの方が生命保険に加入していますが、皆さんは生命保険の成り立ちについてご存じでしょうか?

ほとんどの方は、保険の歴史について知らないと思います。 しかし、約8割の人が加入している保険の歴史について知っていればかっこよいと思いませんか?

多くの方が知らない保険の歴史ですが、保険への加入率が高い分、興味がある人は多いと思います。そこで今回は、世界の保険の歴史について説明します。

世界での保険の成り立ち

生命保険の起源は諸説ありますが、古いものだと紀元前の古代ギリシャまでさかのぼります。紀元前2250 年頃のバビロン王ハムラビの時代に隊商(キャラバン)の間に保険と似た取り決めがあったようです。

もしこの説が本当だとすると生命保険は4,000 年以上の歴史があります。しかし一般的には、近代保険の起源は海上保険もしくはギルドといわれています。

これから有力な保険の起源である、海上保険とギルドについて説明します。

冒険賃借から海上保険が始まった

近代保険の起源の1つ目の説は、海上保険です。海上保険とは、航海における事故によって発生した損害(海損)を填補する保険のことです。

海上保険に加入することによって航海におけるリスクを減らすことが出来るのです。

この海上保険の前身は、冒険貸借といわれています。 冒険貸借とは、船舶と船に乗せる荷物を担保が補償の対象物になります。 航海で、担保である船舶と荷物に損失出た場合、その負債が免除される仕組みです。

海難事故にあって全損になった場合、債務が免除される条件付き債務になるので航海が無事だった場合の利息は、売り上げの30%を超えることざらにありました。

冒険貸借は、第1回の十字軍遠征以降頻繁に利用されるようになりました。しかしキリスト教の概念上、金利特に高い金利について好ましくないと考えられています。

1230年頃に利息禁止令が発令され冒険貸借は禁止になりました。 冒険貸借は、航海をする人にもメリットがありますし、航海が無事に行われたときは、高い金利を受取ることが出来るので双方にとってメリットがあります。

冒険賃貸は、様々な抜け道などを駆使して、利息禁止法が施行された後も引き続き利用されていきました。

その後、冒険貸借は、金銭貸借と危険負担の2つの機能のうち危険負担のみをとり、危険負担を請け負ってくれる代償として前もってお金を支払うようになりました。

これを保険に置き換えて考えると、危険負担は、保険の保障、 前もって支払うお金は、保険料になります。これがいわゆる海上保険の始まりです。このような経過を経て、海上保険は出来上がり 14世紀中頃から優半にかけてほぼ現代と同様な形に整えられたといわれます。

ギルドから始まった

生命保険の起源のもう一つの説は、中世ヨーロッパの都市で組織された同業者組合「ギルド」から始まったといわれている説です。

当時のギルドの一部組織では、病気やけがで働けなくなったときや仕事で困ったことがあった時のため、またギルドの仲間に万が一のことがあった時に遺族に生活援助などの補償を行うためにお金を出し合っていました。

また17 世紀のイギリスでは、仲間に万が一のことがあった時に補償を行うため、仲間同士で毎月一定金額を払って、補償に充てるようにしました。

しかし、当時は、年齢による死亡率などを一切考慮せず組合員から一律で同じ金額を徴収していました。当然、若い人にとっては、不公平になるので若い人を中心に組合から脱退する人が後を絶たず、消滅してしまいました。

その後18世紀になると、ハレーすい星で有名な天文学者であるエドモンド·ハレーが。死亡率に基づいた生命表を作りました。若い人は高齢の方に比べると亡くなる可能性が低いので少額の負担にして、高齢者は亡くなる可能性が高いので負担を重くしました。これが今の生命保険の始まりになります。

まとめ

今回は、世界の保険の成り立ちについて説明しました。保険の起源には主に2つの説がありますが、昔から保険に似た仕組みはあったようです。

保険は、相互扶助の精神が基本となっており、みんなが少しずつ負担をしてみんなで助け合う制度です。 昔から、相互扶助の精神が人間にあったことが保険の歴史を見ていただくと分かると思います。

保険は、少ないお金で大きな保障を得ることが出来る助け合いの商品です。自分自身を守ることや家族を守るために保険は、必要不可欠な仕組みであると思います。

現在、 保険商品は非常に多くなりまた商品性も複雑で自分に合っている保険を独力で見つけることは難しいかもしれません。ぜひそんなときは保険の専門家に相談することをおすすめします。

保険の専門家に相談することでご自身にあった最適な保険を見つけるようにしましょう。 保険の専門家に相談する際は、独立系ファイナンシャルプランナーをおすすめします。

独立系ファイナンシャルプランナーは金融機関に所属していないファイナンシャルプランナーなので利害関係がありません。利害関係がないので本当におすすめの商品を紹介してくれる可能性が高いのです。保険の相談をする際は独立系FPに相談してみましょう!

メディケア生命 新メディフットエース
  • この記事を書いた人

矢野 康介

ファイナンシャルプランナー、トータル・ライフ・コンサルタント(生命保険協会認定FP)。大学卒業後、日本生命保険相互会社に新卒入社。法人営業として、一部上場の建築会社及び製薬会社を担当。その後、外資系生命保険会社にて保険事務、コールセンターの統括業務を経験。保険業界での経験は約20年にわたる。コのほけん!の「保険をやさしく、わかりやすく」多くの読者に伝えたい想いに共感しコのほけん!マガジンにて執筆を開始。

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