生命保険

生命保険を契約する時の注意!契約日と責任開始日、契約年齢と保険年齢って?

生命保険の保険料は、月払いを選択すると長年にわたって毎月支払う必要があるため、できるだけ安くしたいものですよね。生命保険の保険料に大きく関係するのが、保険に加入するときの年齢です。そして生命保険の年齢の計算方法はやや特殊です。

この記事を読んでいただくことで、生命保険の年齢がどのように計算されるのかを知ることができます。生命保険に少しでも安く加入したいと考えている人は、ぜひご一読ください。

契約日とは?責任開始日とは?

生命保険における年齢の計算方法を理解するには、保険を契約した場合の契約日と責任開始日の違いについてまずは確認しましょう。

責任開始日や契約日については、こちらの記事でも詳しく解説しておりますので、併せてご確認ください。

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生命保険における契約日と責任開始日について

生命保険や医療保険、がん保険などは、契約したその日から保障が開始されるわけではありません。保障が開始されるのは、契約日とは別に設定された責任開始日以降となります。 しかし、契約日と責任開始日がなぜ分か ...

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契約日とは保険会社と契約を結んだ日

契約日は、保険会社と生命保険の契約を締結した日のことです。契約日時点での年齢で保険料が計算されます。

契約日は、保険契約の申し込みをした日もしくは次項で解説する責任開始日の翌月1日になる場合や、責任開始日と同じ場合があるなど保険会社によって異なります。

責任開始日とは保障が開始される日

責任開始日は、契約した生命保険の保障が有効になる日のことです。

生命保険の申し込みをしてから、契約が有効になるまで数日〜数週間かかることがあります。仮に生命保険が契約日まで保障が有効にならないと、申し込みをしてから契約日までの間に万一のことがあった場合に保障にされません。

そのため、次の3つが揃った日を責任開始日とすることで、契約日よりも前に保障が有効になります。

  1. 保険契約の申し込み日
  2. 告知もしくは診査を終えた日
  3. 第一回保険料を払い込んだ日

以上の点を理解したうえで、保険契約における年齢について確認していきましょう。

契約年齢(保険年齢)とは?

契約年齢(保険年齢)とは、その名の通り保険料を決める基準となる年齢のことです。契約年齢の決まり方は2種類あり、保険会社や保険商品によって異なります。

①満年齢と同じ場合

契約日時点での契約者の満年齢を契約年齢とする方式です。

満年齢を契約年齢とする場合、1年未満の端数切り捨てられます。例えば、契約日における年齢が30歳5ヶ月のときの契約年齢は30歳です。そして2019年1月1日が契約日で、満年齢が30歳5ヶ月の場合、契約年齢は30歳となり2020年1月1日で31歳と数えられます。

2020年1月時点では、ほとんどの保険会社が満年齢を契約年齢とする方式を採用しています。

②保険年齢

保険年齢とは、契約日時点における満年齢の1年未満の端数について、6ヶ月未満は切り捨てて6ヶ月以上は切り上げて契約年齢を計算する方式です。そのため、実際の年齢よりも高くなり保険料が上がる場合があります。

保険年齢は、国内の大手生命保険会社の多くが採用していました。しかし外資系生命保険会社や損保系生命保険会社が満年齢方式を採用すると、国内の大手生命保険会社も満年齢方式を採用した保険商品のラインナップを増やしていきました。

ただし、すでに加入している保険が保険年齢方式の場合は、更新後も保険年齢で年齢が計算されます。また、団体保険については、2020年1月時点でほとんどの生命保険会社が保険年齢を採用しています。

契約年齢が上がってしまう場合はどんなとき?

生命保険は、契約を申し込んだ日もしくは責任開始日と契約日の間に誕生日を迎えてしまうと、契約年齢が上がってしまいます。そのため誕生日月の前月末までに手続きをしなければ、契約年齢が上がり保険料負担が増える点に注意しましょう。

また保険会社によっては、責任開始日と契約日の間で誕生日を迎えてしまう場合、責任開始日を契約日にしてくれる「契約日特例」が認められる場合があります。

保険は、加入するときの年齢が高いほど、保険料が高くなる仕組み。保険料が保険金を支払うリスクを算出されているからです。

人間は、歳を重ねるごとに死亡したり病気になったりするリスクも上がります。そのため保険会社にとってみれば、年齢が高い人ほど保険金を支払う確率が高くなるため、保険料負担を高く設定しているのです。

生命保険の保険料が上がるのはどんなとき?

ここでは、生命保険契約において保険料負担が上がってしまうケースをいくつかご紹介します。

加入時の健康状態が良くない場合

生命保険に加入するときは、申し込みをする時点での健康状態をありのままに告知しなければなりません。

健康診断で指摘を受けたり、すでに医者の治療や投薬を受けていたりすると保険料が割増となることがあります。

また、健康状態が良くないと、特定の部位が保障の対象にならない場合や保険金額が削減される場合もあります。いずれも保険料負担が割高になることに変わりはありません。

さらに、健康状態が悪いと健康優良体割引が受けられない可能性があります。

健康優良体割引とは、血圧やBMI(体重(kg)÷身長2(m))が一定範囲の健康体である場合に受けられる保険料の割引。月に数百円の保険料が割引かれるだけでも数十年単位考えると、保険料負担が数万〜数十万円も変わってくる場合があります。

保険料負担を下げたいのであればできるだけ健康なうちに加入すると良いでしょう。

更新型の定期方保険に加入し更新を迎えた場合

保険料は、加入するときだけでなく、加入した後にも上がる可能性があります。特に保険期間(保障期間)が一定期間である定期型保険では、保険期間を満了すると更新を迎え、更新時の年齢で保険料が再計算されるため注意しましょう。

更新型の保険に加入すると、契約時の保険料が安くても、将来的に保険料負担が増加します。保険料負担を増やさないように更新するには、保障額を減額しなければなりません。

そのため、保険に加入した後に保険料負担の増加を防ぐには、終身型のような契約期間を通じて保険料負担が変わらない保険に契約するのも1つの方法です。

大事なことは保険料だけで判断しないこと

ここまで保険契約における年齢や保険料の仕組みについて説明してきました。しかし生命保険に加入する際に最も重要なことは、必要な保障を確保することです。

保険に加入する目的は、万一の場合の資金を確保し経済的なリスクに備えることにあります。保険料を安く抑えても、万一の場合に保障が足りないのでは意味がありません。

保険年齢が上がるからといって焦って保険への加入手続きをしてしまうと、自分に合った保障内容かどうかを十分に検討できず、保障額が不足する可能性を高めてしまいます。

生命保険に加入するときは、生活背景やライフプラン、公的な保険制度を踏まえたうえで正確な保障内容を決めることが大切です。

まとめ

今回は、保険契約における年齢や保険料の仕組みについて解説しました。

保険料負担を抑えて加入するためには、以下の方法が考えられます。

ココがポイント

  1. 誕生月の前月末までに契約手続きを済ませる
  2. 契約日を責任開始日と同じ日にできないか保険会社と相談する
  3. できるだけ若く健康なうちに加入する

一方で、保険に加入するときは必要な保障額をきちんと算出した上での加入が大前提です。ご自身にとってどのような保障が必要なのか分からない場合は、お近くの独立系ファイナンシャルプランナーや保険の専門家に相談してみてください。

コのほけん!取り扱いの生命保険会社各社の契約日、責任開始日と契約年齢の取り扱いは原則として下記のようになっております。

インターネットで契約するオンライン生保と呼ばれる、アクサダイレクト 生命、ライフネット生命、メディケア生命等は、申し込み日の属する月の翌月1日を契約日とし、その日時点の満年齢を契約年齢(保険年齢)として保険料を計算します。

誕生日間近で生命保険などの契約を考えている方はご注意ください。もし、誕生日前の1ヶ月を切ってしまっているのであれば、独立系ファイナンシャルプランナーに是非ご相談ください。直接、独立系ファイナンシャルプランナーと面談しご契約お手続きを頂くことで、契約年齢が上がらずに契約できる可能性があります!

※申し込み、告知、保険料の受領がなされ、かつ、生命保険会社が契約の承諾を問題なく行われるれることが前提とする。

アクサダイレクト生命

  • 契約日=申込日の属する月の翌月1日
  • 責任開始日=申し込みのあった日、告知を受けた日、保険料の受領日のいづれか一番遅い日付
  • 契約年齢=満年齢(原則として申込日の属する月の翌月1日時点の満年齢)

ライフネット生命

  • 契約日=申込日の属する月の翌月1日
  • 責任開始日=申し込みのあった日、告知を受けた日、保険料の受領日のいづれか一番遅い日付
  • 契約年齢=申込日の翌月1日における満年齢

メディケア生命

  • 契約日=申込日の属する月の翌月1日
  • 責任開始日=申し込みのあった日、告知を受けた日、保険料の受領日のいづれか一番遅い日付
  • 契約年齢=オンラインでの申し込みの日の属する月の翌月1日時点の年齢で計算

オリックス生命保険

  • 契約日=申込日の属する月の翌月1日
  • 責任開始日=申し込みのあった日、告知を受けた日、保険料の受領日のいづれか一番遅い日付
  • 契約年齢=契約日における被保険者の満年齢

郵送(通販)申込みの場合

誕生日前の年齢で契約をする場合は、誕生日の前月末日(誕生日が1日の場合、誕生日の2ヶ月前の末日まで)までにオリックス生命に申込書類が到着することが必要

インターネット申込みの場合

①月払の場合
誕生日前の年齢で契約を希望する場合は、誕生日の前月末日(誕生日が1日の場合、誕生日の2ヶ月前の末日まで)までにオリックス生命に申込書類が到着することが必要

②半年払、年払の場合
誕生日前の年齢で契約を希望する場合は、責任開始日=契約日となるので、誕生日の前日までオリックス生命に申込書類が到着することが必要

対面(代理店)申込みの場合

誕生日前の年齢で契約を希望する場合は、誕生日の前日まで

ネオファースト生命

  • 契約日=申込日の属する月の翌月1日
  • 責任開始日=申し込みのあった日、告知を受けた日、保険料の受領日のいづれか一番遅い日付
  • 契約年齢=契約日における被保険者の満年齢

インターネット申込・通販

①月払の場合

原則 契約年齢=申込日の属する月の翌月1日時点の満年齢

申込日と、契約日(翌月1日)の間に誕生日があり、契約年齢が上がってしまう場合、「契約日に関する特則」を適用することで、申込日時点の年齢(責任開始期の属する日と同日の場合)で契約ができる。

✔︎契約日に関する特則を適用する場合
保険料の支払い方法は月払、初回2回分の保険料が必要
申込みに際して初回保険料をクレジットカード払にされた場合、契約日は申込日となり、契約年齢、保険期間および保険料払込期間についてもその日を基準として計算する。なお、申込時に2か月分の保険料のお払い込みが必要となる。

✔︎責任開始日に関する特則を適用する場合
保険契約の申込を受けた時または被保険者に関する告知を受けた時のいずれか遅い時から保険契約上の保障が発生する。

②年払の場合

原則 契約年齢=責任開始期日と同日時点の満年齢

アフラック

保険料の支払いにクレジットカードを利用する場合は、契約スケジュールが口座振替と異なる。

✔︎「責任開始期に関する特約」を付加しない場合
契約日:
告知およびご指定のクレジットカードの有効性の確認がともに完了した日の属する月の翌月1日(契約日の満年齢で保険料が決まる)
保障の開始:
告知およびご指定のクレジットカードの有効性の確認がともに完了した時
※待ち期間のある商品については、告知およびご指定のクレジットカードの有効性の確認がともに完了した日からその日を含めて3カ月を経過した日の翌日となる。

✔︎「責任開始期に関する特約」を付加した場合
契約日:
申し込みおよび告知がいずれも完了した日の属する月の翌月1日(契約日の満年齢で保険料が決まる)
保障の開始:
申し込みおよび告知がいずれも完了した時
※待ち期間のある商品については、申し込みおよび告知がいずれも完了した日からその日を含めて3カ月を経過した日の翌日となる。

東京海上日動あんしん生命

  • 契約日=申込日の属する月の翌月1日
  • 責任開始日=申し込みのあった日、告知を受けた日、保険料の受領日のいづれか一番遅い日付
  • 契約年齢=申込日の属する月の翌月1日時点の満年齢

誕生日前の年齢で契約を希望する場合、誕生日の前月末日(誕生日が1日の方は前々月の末日)までに申込書類があんしん生命に到着し、かつ第1回保険料を支払うことが必要。

あいおい生命

  • 契約日=申込日の属する月の翌月1日
  • 責任開始日=申し込みのあった日、告知を受けた日、保険料の受領日のいづれか一番遅い日付
  • 契約年齢=契約日における被保険者の満年齢

①月払・口座振替扱の場合

  • 契約日=申込日の属する月の翌月1日
  • 責任開始日=申し込みのあった日、告知を受けた日、保険料の受領日のいづれか一番遅い日付
  • 契約年齢=責任開始日の属する月の翌月1日(契約日)時点での被保険者の満年齢

責任開始日と契約日の間に誕生日を迎える場合は、「契約日指定に関する特則」を付加することで、責任開始日を契約日として申し込みが可能。例えば、責任開始日時点の年齢が29歳で、翌月1日の契約日時点では、30歳となる人は、「契約日指定に関する特則」を付加することで、29歳の年齢で申し込むことができる。

②半年払・年払の場合

  • 契約日=責任開始日
  • 責任開始日=申し込みのあった日、告知を受けた日、保険料の受領日のいづれか一番遅い日付
  • 契約年齢=契約日時点での満年齢

SBI生命

①口座振替扱・クレジットカード扱

  • 契約日=申込日・責任開始日の属する月の翌月1日
  • 責任開始日=①保険契約の申込みを受けたとき、②被保険者に関する告知を受けたとき、③第1回保険料を支払いをしたとき、のいずれか遅いとき
  • 契約年齢=契約日時点の満年齢

②振込扱

  • 契約日=①保険契約の申込みを受けたとき、②被保険者に関する告知を受けたとき、③第1回保険料を支払いをしたとき、のいずれか遅いとき
  • 責任開始日=①保険契約の申込みを受けたとき、②被保険者に関する告知を受けたとき、③第1回保険料を支払いをしたとき、のいずれか遅いとき
  • 契約年齢=契約日時点の満年齢

損保ジャパンひまわり生命

月払(口座振替、クレジットカード)

  • 契約日=申込日の属する月の翌月1日
  • 責任開始日=申し込みのあった日、告知を受けた日、保険料の受領日のいづれか一番遅い日付
  • 契約年齢=申込日の属する月の翌月1日(契約日)時点での被保険者の満年齢

責任開始期に関する特約を付加することで責任開始期の属する日を契約日とすることができる。

 

 

 

メディケア生命 新メディフットエース
  • この記事を書いた人

品木 彰

ファイナンシャルプランナー、FP技能士2級、保険・金融ライター。国公立大学卒業後、明治安田生命保険相互会社に新卒入社。法人営業として官公庁向けの団体保険・個人営業を担当。チームリーダーや管理職候補など7年半勤務。その後、人材会社に転じ多くの転職をサポート。現在は、保険、税金、貯蓄術、不動産など幅広いジャンルの記事を執筆するファイナンシャルプランナー。

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