生命保険

住宅ローンってどんなもの?団体信用生命保険との関係

住宅ローンは、住宅を購入する際に多くの方が利用されています。しかし住宅ローンについて、実はよく理解できていない方も多いのではないでしょうか?

住宅ローンについての理解を深めて住宅を購入すると、返済に対する不安や、万一の場合の不安などを軽減できます。

そこで今回は、住宅ローンの基本的な仕組みや金利の種類などについて詳しく解説していきますので、ぜひご一読ください。

住宅ローンとは

住宅ローンとは、その名の通り住宅を購入する際に利用するローンのことです。

住宅の購入金額は、マンションや戸建て関係なく数千万円〜数億円と高額。生涯で最も高い買い物であるといわれています。一般的な年収の方が、数千万円ほどのお金を一括で支払うのは困難です。

そこで、住宅ローンを利用して購入金額を銀行などの金融機関から借り入れて住宅を購入し、毎月ローンを返済していくことで、一般的な収入の方でも住宅を購入できます。

また、住宅ローンの借入期間は、基本的に最大で35年で、居住するための物件の購入や増改築などであればマンション戸建て問わず利用が可能です。

住宅ローンの返済方法について

住宅ローンの返済方法には、以下の2種類があります。

内容 特徴
元利均等方式 返済期間中の元金と利息の合計が一定である返済方法 ・借入当初の返済額が低い

・元金を減らしにくい

元金均等方式 返済期間中において元金のみが一定である返済方法 ・元金を減らしやすく返済総額は元利均等方式よりも少ない

・借入当初の返済額が高い

このような特徴があるため、借入当初の返済負担を上げたくない方は元利均等方式を、ローンをできるだけ早く完済したい場合は、元金均等方式を選ぶと良いでしょう。

住宅ローンの金利について

住宅ローンで借り入れたお金は、利息を上乗せして返済しなければなりません。そして利息を計算するうえで大切なのが金利です。

金利は「年〇〇%」といった形で表示されています。2019年12月時点の金利は、0.45〜1.5%程度。大した差ではない、と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、住宅ローンの返済は30年以上の長年に渡ることもあり、0.5%の金利の差で返済額が数百万円も違ってきます。

住宅ローンにおける金利選びは、毎月の返済や返済総額に大きく関係するため慎重に選ばなければなりません。

金利のタイプは以下の3種類から選べます。

変動金利
固定金利
固定期間選択型

それぞれ仕組みや特徴を理解したうえで、自分に合ったものを選びましょう。

変動金利

変動金利とは、住宅ローンの返済期間中に市場や経済状況などに応じて金利が変動するタイプの金利です。変動金利を選ぶと、住宅ローンの返済期間中に返済額が変わる可能性があります。

変動金利で適用される金利は、半年に1回見直されます。そして返済額が見直されるのは5年に1度です。そのため、半年に1度の見直しで金利が変更になった場合は、返済額のうちの元金に充当される額と利息の内訳が変わるとなります。

例えば、半年に一度の見直しで金利が上がった場合は、返済額のうちの元金充当額が減って利息が増えます。また5年に1度見直される返済額の見直しにおいて、金利が上昇していたとしても返済額は見直し前の1.25倍までしか上昇しません。

変動金利は、借入当初の金利が固定金利よりも低いため、返済額も少なくなります。そして完済まで金利が上がらなかった場合は、返済総額も変動金利の方が少なくなります。

固定金利

固定金利とは、借入期間中の金利が固定されている金利のことです。そのため、返済額も返済期間中ずっと変わりません。

ただし借入当初の適用金利は変動金利よりも高く、借入期間中の金利が変動しなかった場合は、返済総額も変動金利より高くなります。

また、固定金利は住宅ローンの審査を通過しにくい自営業の方や勤務期間が短い方でも、比較的審査に通過しやすい点も特徴的です。

固定期間選択型

固定期間選択型とは、借入から5年や10年などの一定期間、金利が固定される金利タイプのことです。固定期間終了後は変動金利に移行します。

固定期間中の金利は、通常の固定金利よりも低く設定されています。そのため、効率的に元金を減らしていける点がメリットです。

一方で固定期間終了後の変動金利は、通常の変動金利と異なり5年に1度の見直し後の返済額に、上限が設けられていません。そのため、場合によっては返済額が急上昇する可能性がある点に注意しましょう。

住宅ローンを利用するには審査に通過しなければならない

住宅ローンを借り入れるためには、審査に通過しなければなりません。審査を行う理由は、ローンを借りる人が、お金をきちんと返せる人かどうかを判断するためです。

住宅ローン審査は、仮審査と本審査に分かれています。

仮審査とは、本審査を行う前の仮の審査。本審査は住宅の売買契約を結ばなければ行えないため、「本審査をしても通過できる人かどうか」という視点で審査されます。

仮審査では、本人の自己申告により基本的に以下の項目を確認します。

職業
年収
勤続年数
他の借入状況(クレジットカードのキャッシングや車のローン)
ローンの返済履歴

一方で本審査では、個人の返済能力が本格的に調べられるだけでなく、購入する住宅の担保力まで確認されます。住宅の担保力まで確認される理由は、返済が滞った場合に住宅を競売にかけて、貸したお金を回収できるかどうかを確認するためです。

もし住宅ローンの返済が滞った場合は住宅が金融機関によって差し押さえられて強制的に競売にかけられて、売却できた金額が優先的の債務の弁済に充てられます。

しかし、住宅ローンを組んで購入する住宅の売買価格が適正でない場合や、住宅が違法建築物であった場合は、競売による債務の回収ができません。そのため、本審査の段階で借り入れる本人だけでなく、担保となる住宅も審査するのです。

ちなみに、仮審査に通過しても借り入れる本人が申告していない転職や他の借り入れがあった場合などは本審査に通過できない可能性もあるため正直に申告しましょう。

住宅ローンで節税!住宅ローン控除とは

住宅ローン控除とは年末時点での住宅ローン借入残高に応じて、所得税や住民税の負担が軽減される制度です。

減税される額は年末時点での住宅ローン借入残高の1%。住宅ローン控除を利用できる期間期間は最大で10年ですが、条件を満たして消費税の10%が適用される住宅を取得すると、控除期間が最大で13年まで延長されます。

所得税や住民税の税額が直接減額されるため、高い節税効果が得られます。

団体信用生命保険とは

団体信用生命保険とは、住宅ローンの借主が死亡したり高度障害になったりした場合に、保険会社から支払われる保険金によって住宅ローンの残債がゼロになる保険のことです。

銀行などの金融機関で住宅ローンを組む場合は、基本的に団体信用生命保険の加入が必須。加入の際には自分自身の健康状態を告知する必要があり、健康状態が悪い場合は団体信用生命保険に加入できず、住宅ローン組めない可能性もあります。

また、団体生命保険の保障範囲は、特約を付加することで死亡と高度障害以外にも、三大疾病(がん・心筋梗塞・脳卒中)にかかった場合も保障の対象となります。

団体信用生命保険については、こちらの記事にも詳しくまとめてありますので、併せてご確認ください。

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まとめ

住宅の購入には、多くのお金が必要です。そして住宅ローンの返済は長期間にわたるため、仕組みや特徴の理解は必須といえるでしょう。

特に住宅ローンの返済方法や金利のタイプは、ご家庭の状況や返済される方の価値観や考え方など、さまざまな視点から考慮する必要があります。

もし住宅ローンについて不明な点があれば、ファイナンシャルプランナーに相談してみましょう。住宅ローンについて分かりやすく教えてくれるだけでなく、あなたに合った返済プランも提案してくれることでしょう。

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  • この記事を書いた人

品木 彰

ファイナンシャルプランナー、FP技能士2級、保険・金融ライター。国公立大学卒業後、明治安田生命保険相互会社に新卒入社。法人営業として官公庁向けの団体保険・個人営業を担当。チームリーダーや管理職候補など7年半勤務。その後、人材会社に転じ多くの転職をサポート。現在は、保険、税金、貯蓄術、不動産など幅広いジャンルの記事を執筆するファイナンシャルプランナー。

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