生命保険

40代は支出が多くなりがち、生命保険を見直して適正な保障額に

働き盛りの40代、収入も増えるが支出も増える!

40代というのは、人生の中でももっとも働きざかりですね。収入も増える時期です。50代半ば以降になると役職定年、そして60歳で定年、再雇用と、年齢を行くほどに収入が減っていくケースが多くなります。ですから、この40代でしっかり働いてお金を貯めておく必要があります。

しかし、収入も増えるものの支出も増えるのが40代だと言えます。

子どもも大きくなってきて、高校生、大学生となります。もっとも学費がかかるのが大学です。公立大学ならば4年間で約485万円、私立(文系)ならば約695万円、私立(理系)ならば約880万円かかります(日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査結果」平成28年度)。ということはそれだけの教育費を用意しなければなりません。また、住宅ローンも大きな負担になります。収入も支出も増える40代にとって、どんな保障が必要なのかを紹介していきましょう。

40代に必要な保障とは

40代の家計は、住宅ローンをかかえ、子どもの教育費、さらに親の介護が心配な時期になります。そして、そろそろ自分の老後資金も……。このように支出が多い年代でもあります。ここで家計を見直して、必要な支出と削れる支出を仕分けしておく必要があります。そのままにしておくと、メタボな家計に陥りがちです。家計のスリム化をするときに、最初に手をつけるのが、保険の見直しといえます。

まず、扶養家族がいる場合には、死亡保険は必須です。自分にもしものことがあった場合、残された家族は困ってしまいますから。扶養家族を確かめて、どのくらいの保障が必要なのかを考えます。共稼ぎの夫婦のご家庭と、子どものいる家庭では必要な保障金額が違ってきます。子どもの人数でももちろん違います。もしもの場合いくら必要になるのかを考えてください。その場合、遺族年金などの社会保障制度があるのでその分はマイナスすることを忘れずに。40代の死亡保障を考えると、保障額が大きくなります。少ない金額で大きな保障を得られる定期保険や収入保障保険などを使うのがポイントです。

住宅ローンがある場合にも保険が関わる

住宅ローンを払っている人は、団体生命保険(以下団信)に加入をしているはずです。この団信というのは、契約者が死亡した場合には、残っているローンの残債は一括返還されて、ローンの支払いが必要なくなります。と言うことは死亡保険と同じ役目です。ですので、死亡保険に入っている場合には、保障がダブるということになりので、このときは、死亡保険の保障額を少し減らしても大丈夫です。保障を減らすと保険料が若干安くなります。

ただし、団信の契約で特約をつけていない場合は、死亡保障だけです。死亡した場合にはローンの残債はすべてなくなりますが、がんなどの病気やケガで働けなくなったときには保障がありません。収入は減っても、住宅ローンの支払いは待ってはくれません。そんな時に対応できる保険では、就業不能保険というのがあります。ただ会社員の場合には、傷病手当がありますので、それを考慮にいれて考えてみましょう。

医療保険とがん保険は

40代というのは成人病のリスクも高くなってきます。しかし医療保険は、保障の中では優先度は高くありません。なぜなら自己負担額はそんなに多くはないからです。健康保険を使うと自己負担は3割です。それにどんなに医療費がかかったとしても、高額療養費があるので9万円以上はかかりません。がんも治療費という意味では、他の病気と同じで自己負担はそれほど多くはありません。しかし、治療のために仕事を休んだり、仕事ができなくなることがあります。そうすると生活費に影響がでます。ですから、がん保険は、生活費の補塡という意味では優先度の高い保険です。

 

 

老後が心配で個人年金保険は必要なのか?

少子高齢化が進んで、年金の受給額が減ってしまうのが心配というのはわかります。しかし、40代というのは支出が多い時期です。個人年金保険にまでは、なかかなお金を回すことができないと思います。老後が心配と言うことでムリに個人年金保険に入ってしまうと、保険料が高いのであとあとの生活が厳しくなってしまいます。ここは生活費を削ってまで入る必要はありません。と言いますのは、今のような予定利率が低い時に入っても、思ったほど増えません。むしろ「NISA」や「つみたてNISA」などを利用してお金を増やすのがオススメです。NISAなどは急にお金が必要になった時には、いつでも換金することができます。

貯蓄と保険は分けて考えましょう。

 

まとめ

40代というのは、「子育て」「住宅ローン」「老後の生活費」という人生の三大支出を前に、お金をもっとも貯める時期でもあります。そのため、この年代は保険の見直しをして家計をスリム化する時でもあります。自分に必要な保障をしっかりと考えて、ベストな保険の見直しを実行しましょう。

 

  • この記事を書いた人

矢野 康介

ファイナンシャルプランナー、トータル・ライフ・コンサルタント(生命保険協会認定FP)。大学卒業後、日本生命保険相互会社に新卒入社。法人営業として、一部上場の建築会社及び製薬会社を担当。その後、外資系生命保険会社にて保険事務、コールセンターの統括業務を経験。保険業界での経験は約20年にわたる。ドーナツの「保険をやさしく、わかりやすく」多くの読者に伝えたい想いに共感しドーナツ・マガジンにて執筆を開始。

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