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【FP監修】貯蓄型保険は見直すべき?貯蓄型保険の見直しポイントを解説

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貯蓄型保険は、払い込んだ保険料よりも高額の保険金を受け取り可能な商品が多く、今も昔も根強い人気を集めています。

でも、保険って見直しが必要って言われていますよね。

「昔の保険では保障が十分じゃないかもしれません」などと、生命保険の担当営業に言われたり、テレビのCMで流れていたりして心配になります。

そこで、貯蓄型保険を見直す4つのポイントを解説します。貯蓄型保険の見直しを検討している方の参考にしていただけると幸いです。

貯蓄型保険の見直しポイント1:「利率」

貯蓄型保険とは、積立利率によって保険料が増減する保険です。

積立利率が高ければ保険料は安く、低ければ保険料は高くなります。

つまり、同じ満期保険金でも積立利率によって保険料が異なるのです。

だから、貯蓄型保険の解約を検討している方は利率に注目してください。

一般的には1999年以前の貯蓄型保険は現在よりも非常に利率が高く、「お宝保険」と呼ばれています。現在の水準よりも非常に安い保険料で高額の保険金を受け取れる可能性があります。

保険の見直しを考えている理由が「高額な保険料」ではないのであれば、お宝保険を捨てて乗り換えるのは損です。お宝保険を解約したら、二度とその利率に戻ることはできません。

契約年 標準利率(平準式)
2017年 0.25%
2013年 1.00%
2001年 1.50%
1999年 2.00%
1996年 2.75%
1994年 3.75%
1993年 4.75%

現在よりも利率が低い貯蓄型保険に加入している方、利率が低い貯蓄型保険に満足できていない方は、外貨建ての貯蓄型保険を検討するとよいでしょう。

現在よりも高い利率の貯蓄型保険をお探しの方は、ファイナンシャルプランナーに相談して、どんな商品があるのかを紹介してもらうとよいですよ。

貯蓄型保険の見直しポイント2:解約返戻率

貯蓄型保険を見直す際に、注意すべき2番目のポイントは解約返戻率です。解約返戻率とは、解約した際に払込保険料の何%が戻ってくるかを表したもの。解約すると払込保険料と同額が返ってくるものが100%で100%を下回ると払込保険料よりも少ない解約返戻金しか受け取れません。

すでに保険料払込期間を終えた貯蓄型保険であれば解約返戻率が100%を超えるものが多いでしょう。支払った保険料よりも高額の保険金を受け取りたいのであれば、解約返戻率が100%を超えているタイミングで見直しましょうね。

貯蓄型保険の見直しポイント3:保険料の負担感

貯蓄型保険の多くは、保険料額が高額で支払いに負担感があります。

家計に余裕があるときは、楽に支払えていた保険料も病気やリストラなどで収入が減ったときは、大きな負担になってしまいます。

収入に応じた家計の見直しが必要になりますが、まっさきに対象になるのが貯金です。

貯蓄型保険は、掛け捨てタイプと比較すると、保険料の割に保障は手厚くありませんので、保険ではなく貯金と考えても良いでしょう。家計に余裕がないのに貯金はできませんよね。

いかにお宝保険といっても、家計を圧迫してまで保険料を支払い続ける必要はありません。

貯蓄型保険は解約返戻金がありますので、解約返戻率が100%をこえる、もしくは100%に近いタイミングで解約するとよいでしょう。

解約返戻金で、新たに掛け捨ての保険に加入することも可能です。

死亡保障などは、保険料が安い掛け捨て保険でカバーすれば保障を維持しながら、保険料負担も大幅に軽減されるでしょう。

ただし、適正に家計を見直す前に貯蓄型保険だけ見直すのはNGです。ファイナンシャルプランナーであれば、保険だけでなく家計の見直しも可能なので、保険を見直す前に収入と支出のバランスをチェックしてもらいましょう。

貯蓄型保険の見直しポイント4:貯金が目的なら投資も検討する

貯蓄型保険に加入したのが1999年以前であれば利率が高く、貯蓄としても優秀です。

しかしそれ以降の貯蓄型保険は、利率が低く資産運用という観点でみればお得とは言えません。貯蓄型保険に、資産運用の一環として加入しているのであれば、低利率の貯蓄型保険は見直して、保険ではなく投資性の高い金融商品への切り替えも検討すると良いでしょう。

株式投資などは、リスクが大きいですが、もっとリスクが低く貯蓄型保険よりも利回りがよい金融商品も存在します。

まとめ

貯蓄型保険を見直したい方は次のポイントを参考にしてくださいね。

ポイント

・1999年以前の高い利率のお宝保険は見直すべきではない
・低利率の貯蓄型保険は、高い利率の外貨建て貯蓄型保険への見直しを検討
・解約する場合は、解約返戻率に注意すること
・保険料が負担に思えたときは専門家に相談した上で見直しを検討
・資産運用目的であれば、投資性が高い商品への切り替えも検討

ただし、各貯蓄型保険によってメリットデメリットや、利率が異なりますので独立系ファイナンシャルプランナーに相談することをおすすめします。利率や保険料、解約返戻金のことだけでなく、家計全体のバランスや必要な保障など、トータルで最適な保障や保険を提案してくれますよ。

  • この記事を書いた人
平林 亮子

平林 亮子

ファイナンシャルプランナー。生命保険代理店兼ファイナンシャルプランナー事務所を営む家庭に生まれ、自身も損害保険会社の査定部門に勤務経験を持つ。家計や保険等、金融系記事を中心に執筆多数。「丁寧にわかりやすく」をモットーにドーナツ・マガジンにて執筆中。

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