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【FP監修】<2020年版>年末調整で出し忘れた!どうなる生命保険料控除!

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生命保険料控除とは申告することで所得税や住民税の負担が軽減される制度です。

生命保険料を支払っているのであれば、申告しなければそれだけ「損」をしてしまいます。

でも、忙しい年末や年度末の年末調整や確定申告(還付申告)ってついつい忘れてしまったり、期限に間に合わなかったりしませんか?

そこで、本記事では生命保険料控除を受け忘れた方のために、忘れた際の対処法を解説します。

 

生命保険料控除の期限はいつ?→最大5年間遡れるから忘れても問題なし

生命保険料控除の申告の期限はいつなの?

わからない方のためにスケジュールについて説明します。

まず、会社員で年末調整が必要な方の場合は、「会社が定めた提出期限」が1つ目の期限になります。

しかし、会社側も、ギリギリに設定しているわけではないので、理論的には翌年の1月31日までであれば提出可能です。

しかし、会社側でも様々な計算や書類の変更を余儀なくされますので、ギリギリになって提出すると嫌な顔をされてしまうかもしれません。

次に訪れる期限が3月15日です。

3月15日とは確定申告の提出期限です。

ココに注意

今年は新型コロナウィルスによる新型肺炎の影響で確定申告期限が2020年4月16日※までとなっています!

※感染拡大により外出を控えるなど期限内に申告することが困難な方については、期限を区切らずに、4月17日(金)以降であっても柔軟に確定申告書を受け付けると対応が変わっていますのでご注意ください!

自営業の方はこちらが1つ目の期限になりますね。

会社員の方は、1月31日までに間に合わなくても3月15日の確定申告さえ間に合えば大丈夫です。

さらに、それを逃してしまった場合の最後の期限は5年後までです。

実は確定申告は誤りがあったら自己申告で修正することができ、その期限が5年なのです。

つまり、生命保険料控除を忘れても、5年間は大丈夫ということ。

とはいっても、年数が経つと必要書類「生命保険料控除証明書」を紛失する可能性が高くなりますし、何枚も書類を記載しなければならないので、忘れたことに気づいた時点で手続きしましょうね。

最後に生命保険料控除の期限をもう一度まとめておきます。

ココがポイント

  • 1度目の期限→会社が定めた年末調整の提出期限
  • 2度目の期限→翌年の1月31日(ここまでは年末調整で対応可能)
  • 3度目の期限→翌年の3月15日(確定申告の期限)
  • 4度目の期限→5年後(所得税の更正の請求として申告)

3月15日以前に忘れたことに気づいた場合

サラリーマンの方で、3月15日以前に忘れたことに気づいた場合は、3月15日までに確定申告をすれば、年末調整を提出した場合と同様に所得税の還付金を受けられますし、住民税も軽減されます。

確定申告とは、確定申告書に1年間の収入や各種控除などを記載して税務署に提出し、課税所得と税額を申告する手続きです。

確定申告の必要書類は、確定申告書と生命保険料控除証明書です。

それ以外にも、該当する控除を受ける場合は必要書類が異なります。

例えば医療費控除を受ける場合は、「医療費控除に関する明細書」を添付し、病院の領収書やレシート等は5年間保存することになっています。

確定申告と聞くと難しいイメージがあるかもしれませんが、会社員の場合は会社から配布される源泉徴収票を見ながら記載すれば、簡単に手続き可能です。

確定申告の期限は3月15日までなので、年末調整に間に合わなかった方は、まずは確定申告の期限に間に合わせるようにしましょう。

3月15日も過ぎてしまった!→5年間は更正の請求が可能

年末調整も忘れ確定申告の期限が過ぎてしまったサラリーマンの方、確定申告の際に生命保険料控除を記入し忘れた方は、5年以内に「所得税の更正の請求」という手続きを行えばオッケーです。

法定申告期限から5年と規定されていますので、5年後の3月15日が最終期限となります。

「所得税の更正の請求書」はこちらのリンク

から印刷して使用してください。その年の源泉徴収票などを確認しながら記載すると、スムーズに作成できるでしょう。

更正の請求には「生命保険料控除証明書」が必要になりますので、必ず用意しておきましょう。

なお、「生命保険料控除証明書」を紛失した場合は、保険会社のホームページから再申請が可能です。

ホームページの再申請フォームの期限を過ぎている数年前の生命保険料について控除を受けたい場合は、電話で問い合わせれば再発行に応じてもらえます。

ちなみに、「所得税の更正の請求」を税務署に提出すると、各市町村と内容が共有されます。

過去に支払い過ぎた住民税も還付されますのでご安心ください。

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まとめ

生命保険料控除の手続きを忘れても、3月15日までに気付けば確定申告が可能なので問題ありません。

確定申告期限を過ぎた場合は確定申告期限から5年以内であれば「所得税の更正の請求」の手続きを行うことで、生命保険料控除を受けることができます。

住民税もそれに応じて計算し直され、還付金がある場合は還付金を受け取ることができます。

生命保険料控除を受け忘れても、「5年後の3月15日まで大丈夫」なので、慌てずに手続きを行いましょう。

確定申告や更正の請求を行う場合は、源泉徴収票、生命保険料控除証明書などが必要になります。

源泉徴収票は会社に言えば発行してもらえますし、生命保険料控除証明書も保険会社が発行してくれますので、再発行を依頼して早めに手続きしましょうね。

  • この記事を書いた人
平林 亮子

平林 亮子

ファイナンシャルプランナー。生命保険代理店兼ファイナンシャルプランナー事務所を営む家庭に生まれ、自身も損害保険会社の査定部門に勤務経験を持つ。家計や保険等、金融系記事を中心に執筆多数。「丁寧にわかりやすく」をモットーにドーナツ・マガジンにて執筆中。

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