学資保険

【FP監修】学資保険はいつからいつまで加入可能?早めの加入がおすすめな理由

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子供の将来の教育資金を貯めるための手段として、多くの方が加入している学資保険。ところで学資保険は、いつから加入できていつまで加入できるか知っていますか?学資保険に加入できるタイミングは意外にも知られておらず「そんなに早く加入できたのか!」と驚かれる方もいらっしゃいます。 そこで今回は、学資保険に加入できるタイミングがいつからいつまでなのかを解説していきます。

学資保険の加入するタイミングが重要な理由

学資保険に加入するタイミングが重要な理由は、タイミングによって毎月の保険料や商品の魅力が変わるためです。ここでは、学資保険に加入するタイミングがどのような影響を与えるのかについて解説していきます。

毎月負担する保険料が変わる

学資保険に加入するタイミングによって毎月の保険料が変わる理由は、そもそも保険自体が年齢が若くなるほど保険料が低くなる仕組みだからです。保険会社が保険料を算出するときは、年齢や性別ごとに死亡する確率を参考にしています。人は年齢を重ねると余命が短くなるだけでなく病気になる確率、死亡するリスクも上がります。

そのため、契約者である親や保険の対象となる子供の年齢が上がると、毎月の保険料負担も高くなる仕組みです。そして学資保険に加入するタイミングが早いほど、毎月の保険料も安くなります。子供が生まれると、オムツ代やミルク代、洋服代などの定期的な出費や、ベビーカーやチャイルドシートなどのまとまった出費まで様々な費用がかかりますよね。そこで学資保険に早めに加入し、毎月の保険料を安くすることで、子育てにかかる費用にもしっかりお金を回すことができ、生活に余裕が生まれるのです。

返戻率が変わる

返戻率とは、受け取れる保険金やお祝い金に対しての支払った保険料の総額の割合。計算式で表すと以下の通りです。

ポイント

返戻率 = 受け取った保険金やお祝い金の合計 ÷ 支払った保険料の総額

返戻率が100%を超えると、自分が支払った保険料よりも多くの保険金やお祝い金を受け取れること表すため、学資保険の魅力を測るための大事な指標といえます。学資保険に早く加入すると、返戻率の分母である毎月の保険料が安くなるため、結果的に返戻率が上昇するのです。例えば、受け取れる保険金が合計で200万円の学資保険に、1年早く加入したことで支払う保険料の総額が190万円から185万円に下がった場合、返戻率は105%から108%に上昇します。このように、学資保険に早く加入するほど返戻率が上昇して、学資保険の魅力度も上昇するのです。

学資保険はいつからいつまで加入できるの?

ここからは、学資保険がいつからいつまで加入できるのかについて、詳しく解説していきます。

学資保険は出産前から加入できる

学資保険は、実は子供が生まれる前の母親のお腹にいる段階で加入できる可能性があるのです。出産する前の140日前から加入が可能な学資保険の場合、全部で40週(280日)といれている妊娠期間のうち、約半分が経過するタイミングで加入できることになります。

そのため、学資保険に加入しようと思っている場合は、できるだけ妊娠が発覚した段階で検討を始め、出産までに手続きを終えておくのがおすすめ。出産後に手続きしようと思っても、日々の生活が忙しくて加入を逃してしまう可能性があるからです。

子育てが始まると、定期的に授乳やオムツの交換が必要な上に、ずっとお子さんから目が離せなくなります。さらに夜泣きによって寝不足になるなど、毎日が目まぐるしく過ぎていきます。初産で子育てが初めての場合は、特に大変に感じるでしょう。

そのような状況で、難しい専門用語が出てくる学資保険を選んだり手続きしたりする余裕はないかもしれません。そして、あっという間に月日が経過してしまい、学資保険に加入するタイミングを逃してしまう可能性があるのです。

学資保険に早く加入すればするほど返戻率が上昇することもあり、学資保険の手続きはできるだけ子供が生まれる妊娠期間中に終えておくと良いでしょう。ただし、保険会社によっては妊娠期間中に加入できない学資保険もあるため、注意が必要です。

子供が小学校に入っても加入できる場合がある

学資保険は、商品によっては子供が小学校に通う年齢である7歳〜9歳ごろまで加入することができます。そのため、うっかり学資保険への加入手続きを逃してしまっていてもある程度の余裕はあるといえるでしょう。しかし、子供が小学校に上がってから学資保険に加入するのはあまりおすすめできません。なぜなら学資保険の返戻率が大きく低下しており、魅力が下がってしまっているからです。

また、子供が小学校に上がってから学資保険に加入すると、保険料を払い込む期間が短くなるため、毎月の保険料も高くなります。小学生になる年齢は、塾や習い事など教育費がかかり始める時期ですので、将来の教育費の貯蓄が現在の生活を圧迫する可能性があるのです。そのため、子供が小学生になるまで加入できるからといって後回しにするのではなく、必要だと感じたのであれば、少しでも早く加入するようにしましょう。

学資保険を検討するときに注意すべき点

最後に、学資保険を検討するときに注意すべき点を3つご紹介します。

契約者である親や祖父母の年齢や健康状態にも注意する

学資保険に加入する際は、契約者である親や祖父母の健康状態も確認されるため、すでに持病があったりお薬を飲んでいたりすると加入できない可能性があります。

また、契約者にも年齢制限があるため、親や祖父母の年齢によっては加入できない可能性もあるため注意が必要です。契約者の年齢制限は保険会社によって異なりますが、40代後半になると選べるプランに制限がかかる場合もあります。このように、親や祖父母の年齢や健康状態によって学資保険に加入できなかったり、加入できるプランが制限されたりすぐ場合があるため、加入する場合は早めに手続きをしましょう。

特約をつけすぎない

学資保険では、特約を付加することで子供の将来の教育資金を確保しつつ、子供や親の保障を充実させることができます。しかし、特約を付加すると保険料が高くなり、返戻率が低下するため、付加しすぎにないようにするのがおすすめです。

学資保険に付加できる特約には「医療特約」や「育英年金特約」などがあります。

医療特約は、子供が病気やケガで入院・手術をした場合の保障を得られる特約です。しかし、お住まいの自治体で子供の医療費を助成する制度を実施している場合があるため、そもそも医療費の自己負担自体がそこまで必要ない可能性があります。

育英年金特約は、保険料の払込途中で親が亡くなった場合に毎月一定額の年金を支給される特約ですが、他の保険で十分な死亡保障に加入している場合は付加する必要はありません。

学資保険で特約を付加するときは、助成制度や他の保険への加入状況も確認した上で総合的に判断すると良いでしょう。

保険料を早く払い終えられないか検討する

学資保険は、保険料を払い込む期間が短いほど、毎月の保険料負担が下がって返戻率が上昇する仕組みです。例えば、保険金額が同じである場合、保険料を18年かけて支払うよりも10年間で払い終えてしまった方が、払い込む保険料の総額が安くなります。

保険料が安くなる理由は、保険会社に保険料を預ける期間が長いほど、運用によって増やしてくれるため。ただし、保険料の払い込み期間が短くなると、毎月の保険料負担が上昇するため、家計を圧迫しないかどうか慎重に検討してくださいね。

まとめ

今回は、学資保険がいつからいつまで加入できるのかについて解説しました。学資保険は、子供が生まれる前から加入でき、たとえ加入し忘れていたとしても子どもが小学生に進学する頃までは加入できます。

ただし、学資保険に加入する時期が遅くなればなるほど、毎月の保険料が高くなり返戻率が低下して学資保険の魅力自体も下がってしまうため注意が必要です。

学資保険を検討するときは、学資保険が必要かどうかや、必要な場合はいつから加入するのかをご家族で話し合ってみてください。

もし、学資保険を検討する時間があまり捻出できなかったり、内容がうまく理解できなかったりする場合は、お近くのファイナンシャルプランナーに相談してみると良いでしょう。内容を分かりやすく短時間で説明してくれるだけでなく、あなたにあったプランを提案してくれますよ。

  • この記事を書いた人
品木 彰

品木 彰

ファイナンシャルプランナー、FP技能士2級、保険・金融ライター。国公立大学卒業後、明治安田生命保険相互会社に新卒入社。法人営業として官公庁向けの団体保険・個人営業を担当。チームリーダーや管理職候補など7年半勤務。その後、人材会社に転じ多くの転職をサポート。現在は、保険、税金、貯蓄術、不動産など幅広いジャンルの記事を執筆するファイナンシャルプランナー。

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