がん保険

皮膚がんの中で最も多い基底細胞がんとは?医療費の相場、がん保険の選び方の目安を知ろう!

がんは数十年にわたり日本人の死亡原因の1位となっている恐ろしい病気です。

生涯のうち2人に1人は発症すると言われており、親族や友人でがんになったことがあるという人も多いのではないでしょうか。

本記事では基底細胞がんという皮膚がんについて治療法や治療費の目安などを詳しく丁寧に解説します。

皮膚とは

皮膚は人の体全体を覆っていて、人体の中で最も大きい面積と重さを持つ臓器です。

紫外線や異物などから体を守り、体温の維持や水分保持など、生命の維持に欠かせない人間の体の最初の砦と言ってもいいでしょう。

皮膚は表面から近い順に、表皮・真皮・皮下組織に分かれています。

表皮はさらに細かく分類することができ、表面側から角質層・顆粒層・有棘(ゆうきょく)層・基底(きてい)層の4層に分かれています。

基底層は真皮と接していて、真皮には毛穴・血管,神経・汗腺など私たちに馴染みのある名前の組織が多くありますね。

基底細胞がんとは

基底細胞がんは、皮膚の基底層や毛包を構成する細胞から発生するがんです。

高齢者の患者が多く、7割以上が顔に発生し、さらに顔の中心部に近いところに発生します。がんと気付かずに放っておくと局所で顔の組織を破壊しながら進行してしまうので、皮膚に異変を感じたらなるべく早く病院を受診しましょう。

また、数ある皮膚がんの中で発症率が1番高く、治療をしないと無制限に増殖しますが、多臓器への転移がほとんどないのも特徴です。

基底細胞がんの原因

現在、基底細胞がんのはっきりとした原因は残念ながら分かっておらず、紫外線、怪我や火傷の痕、放射線による慢性皮膚障害などが関係していると考えられています。

10数年前に「日焼けしすぎると皮膚がんになる」という噂をよく聞きましたが、日焼け止めを塗っていると基底細胞癌がん予防に有効という立証もされてはいないそうです。

まだ未知の部分が多いがんなのですね。

基底細胞がんの症状

初期の皮膚がんは少しツヤのある黒色か黒褐色で小さく盛り上がっているので、よくほくろと勘違いされます。

その後、通常だと数年かかってゆっくりと成長して次第に硬い腫瘤(しゅりゅう)を作ります。進行すると患部が破れてかさぶたになり、時には出血を伴うことも。

痛みなどの自覚症状がほとんどないため、がんが発生してもしばらくの間放置される傾向があります。

薬局などで販売されている軟膏を塗ってもなんの効果もあらわれないことから病院を受診し、がんが発覚するケースがとても多いそうなので、異変を感じたらすぐに受診を心がけましょう。

基底細胞がんの組織型分類

基底細胞癌は見ただけで病理検査の所見から大まかに5つの種類に分類されます。

  • 結節型
  • 表在型
  • 浸潤型
  • 斑状強皮症型
  • 微小結節型

実際にはこれらのうちいくつかが混在した型が多く、中にはどれにも当てはまらないものもあります。

特に斑状強皮症型は正常な皮膚の細胞との境界がはっきりせず、手術の範囲が予想より大きく広がってしまう症例が多く確認されています。

転移の恐れが低いからと楽観視しすぎず注意する必要がありますね。

基底細胞がんの関連する疾患

基底細胞がんは他の病気を併発することがほとんどありません。

体の表面のがんですので、治療により他の臓器に影響を及ぼす可能性も低いといえるでしょう。

治療法によっては幹部の色素沈着や水泡、びらんなどが見られます。

また、ごく稀にですが患部周辺の骨が壊死する症例の報告もあります。

統計から見る基底細胞がんの発生率

基底細胞がんは皮膚がんの中で最も多いがんで、全皮膚がんのうち24%を占めます。

性別による発生率の差はあまりなく10万人に5人の確率で発生し、死亡率は公表されていないためはっきりわかりませんが、かなり低いと言えるでしょう。50代から発生し始め、70〜80代にピークを迎えます。

※出典:国立がん研究センター がん情報サービス がん登録・統計

基底細胞がんの治療方法

がんの進行の程度は「病期(ステージ)」で分類され、基底細胞がんの場合0期からⅣ期の5つに分かれています。

基底細胞がんの治療法としてまず挙げられるのが手術による切除です。

これは最も確実な治療法とされていて、初回の手術でがん細胞を完全に切除することができれば、根治する可能性が非常に高いのです。

根治が難しいと言われるがんの中では珍しい種類のがんですね。

腫瘍を確実に切除するためには、広さと深さ共に大きく余裕を持って切り取る必要があります。

がん細胞を皮膚の中に残してしまうと再発の危険が高くなりますよね。

それを防ぐためにも数ミリから1センチ程正常な皮膚も含めて切除するのです。

切除部分が広範囲にわたる場合は、自分の皮膚の一部を移植することによって足りない皮膚を補います。

基底細胞がんの治療法で最も確実なのは手術ですが、下記の場合には放射線治療を行うことがあります。

  • 手術によって外見を大きく損なってしまう
  • 腫瘍が大きく十分な切除が見込めない
  • 再発を繰り返すため手術が難しい

放射線治療を行うかどうかは専門医を交えて慎重な検討が必要です。

その他には液体窒素スプレーを用い、がん細胞を壊死させる凍結療法や、軟膏による局所的化学療法が選択されることも。

薬の種類によっては公的保険の対象外のものもありますので、費用ことも踏まえて医師へ相談してみましょう。

基底細胞がんの医療費とがん保険の保障の目安

基底細胞がんはがんの中でも再発・死亡リスクともにかなり低いことが分かっています。

しかし治療が甘いと無限に増殖し、手術や放射線治療を何度もしなければならないことも。

植皮手術の可能性もあり、公的保険の対象外となる治療が必要となると、費用のことが気になりますね。ここでがんの医療費に関するお金について確認していきましょう。

基底細胞がんは体の表面にできるため、手術費用も他のがんに比べ多少安くなる傾向があります。

切除する部分の深さや大きさによるため一概には言えませんが、平均するとおよそ10万〜30万円程が一般的です。

植皮をするのであれば10〜20万円。 放射線治療も回数や放射線量によってまちまちですが、数十万円の費用がかかることもあります。

とにかくがんの治療にはお金がかかるのですね。

これらの医療費は高額医療保障制度といって、健康保険に加入していれば医療費の一部を負担してもらうこ制度があります。

この制度により、収入によりますが1ヶ月の自己負担額が4万〜20万円に軽減されます。

しかし基底細胞がんには保険の効かない治療法が存在します。

先進医療費といって新しい治療法や治療薬を使った場合はこの制度の範囲外となり、100%自己負担となってしまいます。

また入院中、個室を希望した場合の部屋代や、入院中の病院食も自己負担で賄わなければなりません。

高額医療保障制度は、とてもありがたい制度ですが、これからはみ出てしまう費用も多くありますので、不安を感じたらがん保険の加入を検討すると良いでしょう。

がん保険はこういった費用を保障することが可能です。

例えば入院給付金は、個室を希望しない場合は入院1日当たり10000円から15000円程が目安で、個室希望の場合だと15000円〜2000円程あればまかなうことができるでしょう。

まとめ

基底細胞がんは数あるがんの中でもちょっと変わっていて、他の臓器にできるがんに比べて楽観視されがちですが決して侮ってはいけません。

放っておくと無限に増殖し、顔の表面に出来やすいため、進行すると精神的に苦痛を伴うことも考えられます。

早期に発見・治療するためには費用面の安心感を持つことがとても大切ですね。

がん保険に悩んだ時は独立系のファイナンシャルプランナーに相談してみるのはどうでしょう。

保険のことだけでなく、個人の経済的状況に応じた個別のプランを第三者の立場からアドバイスしてもらえますよ。

※出典:国立がん研究センター がん情報サービス

メディケア生命 新メディフットエース
  • この記事を書いた人

平林 亮子

ファイナンシャルプランナー。生命保険代理店兼ファイナンシャルプランナー事務所を営む家庭に生まれ、自身も損害保険会社の査定部門に勤務経験を持つ。家計や保険等、金融系記事を中心に執筆多数。「丁寧にわかりやすく」をモットーにドーナツ・マガジンにて執筆中。

-がん保険
-, , ,