がん保険

精巣がんの医療費の目安と給付金はいくら必要?【FP監修】

男性特有の精巣がんについて、医療費はいくら必要となるのかという目安、がん保険の給付金の相場など、本記事でご紹介いたします。

精巣がんとは?

精巣がんは、精細管上皮細胞から発生するがんです。 精巣がんの 95%は、精母細胞から発生します。

精巣がんの原因

精巣がんの原因は、現代の医学でもまだ解明されていません。

一般的には、乳幼児期に精巣が陰のう内に収まっていない場合(停留精巣といいます。)や男性不妊症の場合などが精巣がんになりやすいといわれています。

精巣がんの症状

精巣がんの初期は痛みや違和感に気づかないケースが多いようですが、初期の段階の30%~40%の人で、下腹部が重く感じたりします。

症状が進んでくると、精巣が腫れたりする症状が出てきます。

目に見えて異常が出てきた場合は、症状が進んでしまっている可能性が高くなります。

精巣がんは、転移しやすいがんでもあります。

転移によっておこる症状によって、発見されるケースも多いです。

転移を起こした場合、転移をした場所によって症状は異なります。

例えば肺への転移の場合、息切れや血疾などの症状が現れます。

組織型分類

精巣がんは、細胞の種類によって、セミノーマと非セミノーマというものに分類されます。

セミノーマ

セミノーマとは精上皮腫のことをいいます。

非セミノーマは、精上皮腫以外の腫瘍成分と混合していることをいいます。

セミノーマと非セミノーマで治療方針は大きく異なってくるからです。同じ精巣がんでも治療方針が全然違うのでしっかり理解する必要があります。

セミノーマの場合、がんの代表的な治療法である、放射線治療と抗がん剤治療のどちらも効果があります。しかし、非セミノーマの場合、抗がん剤治療等の化学療法は高い効果が期待できますが、 放射線治療の効果は低いといわれています。

非セミノーマ

非セミノーマは、腫痛のもとになった組織によって、胎児性がん、 繊毛がんなどに分類されます。

1つの種類に分類できることもあれば、 複数の種類の成分を併せ持ったものは多くみられます。

非セミノーマの60%から 70%は、進行初期の段階で見つけれますが、目には見えない非常に小さな転移がある場合があります。

検査の結果転移が確認できた場合には、初期の段階であっても抗がん剤治療などの化学療法を取れた方が良いといわれています。

精巣がんの発生率

精巣がんにかかる可能性は、日本人の場合、10万人に1人程度の確率でかかるがんです。罹患する可能性は低いがんになりますが、近年は年々増加傾向にあるがんです。

がんと聞くと高齢者になればなるほど罹患する可能性が高いイメージがあると思います。しかし、精巣がんは若い人でも罹患する可能性が高いがんでもあります。

若いからといって精巣がんにかからないということはないので注意してください。

治療方法

精巣がんは、進行が速く、 また他の臓器に転移しやすいがんです。

またセミノーマと非セミノーマで治療方針は大きく異なってきますのでセミノーマと非セミノーマに分けて説明します。

・セミノーマ
・I期
セミノーマのI期とは、精巣のみにがんが留まっている状態のことをいいます。

手術をして願痛を降り除いた後は、経過観察になることが多いですが、1期の段階でも1~2割の人は、他の臓器に転移している可能性があります。

転移があると1~2年で再発してしまう可能性があります。

 

転移は目には見えないので定期的に検査をすることが重要です。

再発を防ぐためには、放射線治療や化学療法を予防的に受けることは有効です。

ただし放射線治療や化学療法治療は身体の負担が大きいので注意が必要です。

・IIA期
腹部大動脈周囲のリンパ節へ5センチ未満の転移がある状態がIIA期です。

ⅡAといっても、 90%以上の確率で根治します。

IIA期でも治療法は、手術になります。

しかし手術をしても目には見えない転移がある可能能性があるので放射線治療や抗がん剤などの化学治療も並行しておこなうことになります。

・IIB及びⅢ期
IIB期及びⅢ期の場合も原発巣である精巣切る手術が必要になります。

しかしIIB及びⅢ期の場合は転移している場合、転移した願痛が大きい場合は、周囲の組織ごと切除する必要がありますが、正常な臓器へのダメージが大きくなってしまうので抗がん剤での治療が主になります。

例えⅢ期でも、化学治療をしっかり行えば完治の可能性は高いです。

・非セミノーマ
・1期
非セミノーマの場合も, 手術が基本になります。

放射線治物が有効ではありませんが、再発率は,セミノーマの1期よりも低いです。

なのでがんが精単から他の臓器に転移していなくて、 5年以上長期渡って通院治療が出来る場合には、経過観察とするのが一般的です。

しかし、がんが精巣から静脈やリンパ管に広がっている場合は、化学療法を追加することが一般的です。

・IIA 期及びⅢ期
転移のあるIA期以上の場合は、 手術を行って原発巣を切除した後は、抗がん剤治療などの化学療法を行うことになります。

従来の化学療法で効果が十分ではない場合、 大量化学療法や新規抗がん剤による治療が行われることになります。

医療費~がん保険で備えるとしたらいくらぐらいか~

精巣がんの医療費

精巣がんの治療費は、公的保険の自己負担の割合が3割の場合で、約264,000円です。

高額療養費制度を使った場合は、約86,200円です。

参考:厚生労働省「医療給付実態調査 平成28年度」「患者調査 平成29年」

個室に入院すると個室ベッド代がかかりますし、入院時の食費もかかります。

実際の負担額は、上記の金額よりも大きいと思っていたほうがよいでしょう。

がんの自己負担額の目安ですが、 平均治療費は大体20万円から30万円程度です。

あくまでこれは平均であって明確にいくらかかるとはいえません。

人によって治療方針は大きく異なります。

また先進医療という公的保険が効かない高額な治療を受けたい人もいます。

最近は、 入院日数も短くなり精巣がんの場合は手術をしても1週間かからずに逃院できるケースも多いようです。

しかしがんの治療は手術をして終わりというわけではありません。

定期的に通院する必要がありますし再発してしまうことも考えれます。

医療費に充てられる資産や治療方針によってもがん保険で備えるべき金額は異なります。

参考として日本医療協議会によるがん患者に対する調調査によると、1年間にかかったがん治療やその後遺症軽減のために支払った費用の自己負担額の平均は、 115万円とのことです。

あくまで平均値なので、 治療費が10万円程度済んだ人もいれば 1,000万円以上かかった人もいるようです。

この115万円というのは、あくまで平均であって中央値ではないので注意が必要です。

しかしがん保険の場合、 がんと診断されたら50万円、100万円、 200万円程度出るものが多いので保険料との兼ね合いはありますが、一時金が100万円程度出るもので準備しておけば安心感はあると思います。

がん保険で降りる主な保険金は、主に6つあります。

前立腺がん保険で降りる主な保険金は、主に6つあります。

① 診断給付金

診断給付金は、がんと診断されたときに受け取ることの出来る給付金です。

まとまったお金が一括で入るのでがん保険の保障の中で一番ありがたい保障になります。

② 入院給付金

入院給付金は、入院した時に受け取ることのできる給付金です。

給付金は入院1日目から受け取ることが出来るタイプが一般的になっています。

また、最近は、1日でも入院したらまとまったお金がでるタイプの保険もあるようです。

③ 通院給付金

入院日数が減っていることからも分かる通り、がん治療の主流は、入院から通院に変わってきています。

通院した時に給付金が出る通院保障もぜひ検討すべきだと思います。

④ 三大治療の給付金(手術、放射線治療、抗がん剤治療)

がん治療の主な治療法である、手術、放射線治療、抗がん剤治療を行った場合に受け取ることが出来る給付金です。

⑤ 複数回診断給付金

がんが再発してしまった時に、受け取ることが出来る給付金です。

⑥ 先進医療給付金

先進医療とは、公的保険の対象外ですが、大きな治療効果を期待することが出来る最先端の治療法になります。

先進医療は高い治療効果を期待することが出来ますが、公的保険の対象外なので治療費が全額自己負担になってしまいます。

先進医療を受ける可能性は低いと思いますが、いざがんになった時に、先進医療を受けることができる安心感は非常に大きいと思います。

先進医療特約を付けておけば、大きな安心感につながります。

先進医療特約の保険料は、毎月100円程度なので、先進医療特約に関してはつけておくことをおすすめします。

まとめ

今回は精巣がんについて説明をしました。

精巣がんに確患する確率は、10万人に1人と非常に低い確率です。

ただし、精巣がんにならない確率は決してゼロではありません。

ぜひ今回の記事を参考に精巣がんに対する知識を増やしていただければと思います。

また、精巣がんに限らずがんになった時に備えてがん保険の加入は検討すべきです。

しかしー口にがん保険といってもたくさんの種類があり自分で選ぶことは難しいかもしれません。

そんな時相談相手としておすすめなのが、独立系のFPです。

独立系FPとはどこの金融機関にも所属していないFP のことをいいます。

金融機関に所属していないので利害関係なく本当に良い商品を紹介してくれるケースが多いです。

がん保険に限らず保険全般に興味がある際は、独立系FPに相談することをおすすめします。

メディケア生命 新メディフットエース
  • この記事を書いた人

矢野 康介

ファイナンシャルプランナー、トータル・ライフ・コンサルタント(生命保険協会認定FP)。大学卒業後、日本生命保険相互会社に新卒入社。法人営業として、一部上場の建築会社及び製薬会社を担当。その後、外資系生命保険会社にて保険事務、コールセンターの統括業務を経験。保険業界での経験は約20年にわたる。ドーナツの「保険をやさしく、わかりやすく」多くの読者に伝えたい想いに共感しドーナツ・マガジンにて執筆を開始。

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